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2020年10月22日

宮崎駿の最高の毒舌が語る子どもの未来

気が早いような気もしますが、来年東京に帰るにあたっては11月頭にはあちらの幼稚園か保育園に申込をし、
幼稚園ならば面接を受けて(奄美にいることを考慮してもらえたとしても何らかの方法で)席を確保するか、
保育園ならば区の審査を受けて2月の発表を待たなければなりません。

元々通っていた保育園は家の目の前の巨大オフィスビルの中にある複合施設の一部にあり、
園庭はないけれども常に目の前にある噴水広場や散歩に連れて行ってくれるし、何しろ先生方の入れ替わりが少なくてとても暖かい保育園であったため、とても満足していました。

同じクラスだったママ友が毎月1日になると、園の定員の空き状況をスクリーンショットで送ってくれる(笑)。
私もチェックできるから大丈夫だけど「早く帰ってきて~!待っているよ~」という感じで。
そこは認可保育園とはいえ、第三セクターの小さな保育園であるため、3歳児クラスはちょうど幼稚園に流れる子いるから恐らく1,2名なら空くかな…と思っていたところ、コロナ禍と重なって幼稚園に入ったら少しずつ働き始めようと思っていたママたちが入園を諦めた傾向があるらしく、今年に限って5名も空きがある!
ウチの息子が入れる可能性は相当高い。
ですので、多分コロナがなかったらそのままそこに戻っていた…と思います。

でも、でも、でも。
奄美から東京に戻るにあたり、どうしてもそれをしたくない自分がいるのです。
この大自然の中で自我が目覚めて(デビル化もしているけど…)、毎日無邪気にマスクもせず元気に走り回っている有難い環境にいる彼に、
「電車に乗るからマスクしなさい」「ベタベタ色々触っちゃだめ」と言いながら、激混みの公園に連れていけるか。
先生方の除菌作業や散歩での最大限の配慮に感謝しつつも、クラスターにおびえてイライラせずにいられるか…
そして何より。5歳、6歳の大事な発達期に、この緑の環境からビルの一室に閉じ込める逆行コースを彼に強いることができるか。
小学校入学までの大事な二年間を。

そうしたことをずっとずっと夏ぐらいから悩み続け、色々な人と相談し(旦那や親たちなど)、またもや「プチ別居」にはなってしまうけど、
お隣神奈川県の山側の方で活動しているNPOが経営する「森のようちえん」の一つに入園することにしました。

月~木は狭いマンションで私と息子か、在宅勤務日がある主人と息子が暮らし、金曜から日曜は家族が東京で合流。
東京の学校に帰る決心が揺るがない娘は4年生にもなるので、そこまで神経をとがらせなくとも、運動の機会、外遊びの機会を確保してあげれば一人である程度のことはできるので、そういったフレキシブルな環境を楽しめる子にしたい。

「森のようちえん」教育はもともとデンマークの母親たちがはじめた教育方法で、今や日本全国に広がるネットワークをもっており、
前々から興味がありました。
http://morinoyouchien.org/

園舎を持たず(認可を受けるためにある程度のものを用意しているところもありますが)、一日の大半を森(公園でもいい)で過ごすことを目的とし、自然のなかでいっぱい遊び、自然を感じ、自分で考えることを目的とした理念を掲げています。
保育者の介入は「見守り」程度の最低限。

例えば森へ行って、自分たちのリュックを置くために敷物を斜面に敷く。
どう敷いたらいいのだろう?
どう協力したらいいのだろう?
あっちに敷いた方がいいのではないか?
雨が降ってきたらどうすべきか?
すべてにおいて考えさせるように促します。
そしてよっぽどの大雨じゃない限り、頑丈な全身タイプのカッパを着て山や川に出かけるそうです。

今の幼稚園のようなお祈り、秩序を厳守するような静寂な時間、運動会に向けた大事な練習の積み重ね経験…
そうしたものがなくなって、ちょっと違った方向にいくことになる教育方針。
小学校に入った時に戸惑う子もいるとかいないとか。
ま、娘と同じ小学校に通うことになったら、周りはみんな周辺の幼稚園・保育園でがっちり固まって入学してくるから、
相当なマイノリティになることは間違いありません。
(私はそこもむしろ強くなれる良い影響になって欲しいと思いますが)

それでも「プチ別居」とはいえ、またも家を借りてまで隣の県の幼稚園に行く必要はあるのかな…
そんなお金をかけるなら、将来彼の好きな道に進むときに使ってあげた方がいいのじゃないかな…と迷うことも。
決して財政的に問題がないわけではない(むしろ問題笑)、
「コロナじゃなければ選ばなかった選択」であることは間違いないですし。

そんな話を今週頭、フランスのブルゴーニュでオランダ人の旦那さんとB&Bを経営している高校時代の大親友にLINEしていました。
すると、友人いわく「いいんじゃない?宮崎駿がよく子どもの未来のために…というけど、子どもの未来なんて”つまらない大人”なんだから、大事なのは今だ!みたいなことを言っていたよ。将来のためにとかよりも、今彼が楽しめるのは何かを考えてあげて動けば十分なんじゃないの」と言われたのです。

ネットで調べてみましたが、正しくは、
「子どもの未来」というでしょ。
でも子どもの未来は残念ながらつまらない大人なんです。
子どもというのはその瞬間しかないんです。
その大事なときに、つまんないお勉強とか、つまんない親の見栄とか、つまんない親の安心のために、つまんない親の考えのために子どもの生活を奪うなといいたいです。」(宮崎駿)

という発言だったようです。
目から鱗でした。ホントそうですよね。

だって「娘が将来、生きる力を持てるように」と思って奄美にくる決心をしたのに、
離島留学のHPを見て一発で気に入ったし、下見の時点で本人が来る気満々だったし、登校一日目で校長先生に「半日で島の子みたいです(笑)」と言われたのも元々持つ本人の「ものごとを楽しむ力」。
ま、離島留学で娘の時間を奪ったつもりはないのですが、結局は彼女の人生のその「瞬間」が大切で、楽しくて、価値があればいいんだ!

息子も一緒。お金もまたかかるし(稼げばどうにかなるにしても)、家族もまた週の半分は離れちゃうけど、
彼が幼稚園を気に入ってくれて(100%気に入るとみている…外遊び、新しい環境大好き)、毎日「楽しかったー」と帰って来てくれれば細かいことは気にしないでもいいかもしれない。もちろん合わなければその時に修正をかけよう!楽しめないことが最悪な選択だから。

結局「つまらない大人」がゴールであることはみんな一緒で、自分もその「つまらない大人」の一人で、毎日どう手を抜くか、楽して稼げないか(笑)、そんなことばかり考えながらテレビを観てワハハと笑っているけど、
もしかしたら子どもたちの「瞬間」「瞬間」を大事にし続けてあげれば、「面白い大人」になる可能性もあるかもしれない。
(↑ま、それが親の欲目なんだろうけど。)

ゴールが「つまらない大人」でいいのだと思えば気が楽!
頑張って子育てしても、しなくても(笑)、みんな「つまらない大人になる」。当たっていると思う。面白い大人なんて極わずかしかいないもん。

ま、この発言も賛否両論あるみたいで、ジブリ作品に絡めて叩いているブログやツイッターの内容も観ましたが、
「じゃあ聞くが、宮崎駿ぐらいの(毒舌でも)作品やメッセージを出せるのかい?あんた?」
…と、湯婆婆の顔で上から覗き込んで聞いてみたい。
SLA発起人
※特別ジブリファンではないが、普通にトトロも、キキも、千尋も好き  

Posted by SLA at 10:20Comments(0)徒然草