しーまブログ スクール・講座・習い事瀬戸内町 ブログがホームページに!しーま新機能のお知らせ! さばくる~イベント情報受付中!~

2020年04月01日

遠く遠く離れていても

直近で逮捕された歌手の方の歌詞になっちゃいますが…笑。
ちなみに私は大ヒット曲の「No 1にならなくてもいい~」の部分は好きではありません…
せめて子どものうちは「何かで1位を目指そう!」と励まして欲しい!
今、「叱らない子育て」「褒める子育て」がもてはやされた時代の振り子が降り戻されてきていますしね。

上記の理由。
父に「なんでもいいから一番になれ!」と言われ続けたからかと分析しております。
私は「英語」、弟は「野球」。
まあウチの父はドラフト会議に引っかかるぐらいの野球レベルで、その後転向したゴルフもセミプロレベルの筋金入り「ザ・体育会系」の思考の持ち主なので仕方がないのですが。

さて。いよいよ東京は都立高校、公立小中学校の再開を5月のGW明けと発表しました。
妥当なラインぎりぎりの判断でしょう。ですが遅い!現場の先生方の負担を考えているのでしょうか。
卒業式も入学式も、春の諸々の行事も…すべて「休校バージョン」と「開校バージョン」の2パターン準備する負担を想像しただけで…
頭が下がります。

我々の住んでいた(現在夫が残っている)区は都内第2位の感染者数が出ている模様。
夫は充分マスクがあるし、なぜか大丈夫な気がする…
それよりも娘のクラスメイト、幼馴染たちが心配。
身体的にも、精神的にも。

毎日外に出るなと言われて、大親友の友達にでさえ会えない日々を過ごしている男の子。
パパが出した店を一旦閉めることになり、そんな夫婦の会話を横で聞きながらYouTubeを一日中みて過ごす女の子。
学童は開いているけど、毎日同じメンバーと狭いスペースで密集に気を付けるように注意されながら一日過ごしているためか喧嘩が絶えないと訴える大親友。
娘に、暇だから早く東京に戻ってきてーと訴えてくる「喧嘩するほど仲がいい」男友達。

みんなみんな心配です。

この思い。あの東日本大震災の時と同じだなとここ数日思っています。
私の幼馴染が、親が、親戚が、仙台で大変な思いをしているのに、自分は(いくら妊婦だったとはいえ)こんなところにいていいのだろうか…
そんなことを毎日考え、東京駅を通る度にいつもなら「新幹線に飛び乗っちゃえばすぐに帰れるはず」だった故郷が、その新幹線が不通になったために急に遠くに感じて何度も涙がでたことを昨日のことのように覚えています。
その2年後、大ヒット朝ドラの「あまちゃん」で、主人公が同じようなことをいうシーンがあって、まさに「わ!これだ!」と思いました。
確か「こんなところで何してんだべぇ~」みたいなことだったかと。

脚本家のクドカンは宮城県出身。山側だから津波の被害はなかったけど、その数年前にあった宮城の山側であった地震の被害はあったはずです。きっとクドカンも同じ思いだったから、主人公にこのセリフを言わせたのかと勝手に思っています。
ちなみに宮城県人は、クドカン、サンドイッチマンは大好き。狩野英孝は嫌いですが(笑)

今、まさに「東京で友達が大変な思いしているのに、奄美で私たちはなにやっているのだろう…」の気持ちがじわじわと湧いてきました。
ただ鹿児島で感染者がまた増えた以上(4月1日時点2人目、しかも沖永良部島の役場の方みたいですね)このまま対岸の火事でいられることができるか…

今私がなんとかやれること。
うちにあるマスクは東京の高齢の叔母に全部譲りました。
その間(私はミシンをもってきていないので)母に頼んで布マスク生産を急ピッチで進めてもらい、
ゴムがないというので、なんとかこちらでかき集めて私が仕上げて、東京の友達に送る予定です。
あとは子どもたちのオンライン学習の手伝いを計画中。
一方的なものではなく、ZOOMを使った相互コミュニケーションがみんなでできればきっと楽しくストレス解消ができるはず。

遠く遠く離れていても、何かできることを…またまた草の根活動です。
Think Globally, Act Locallyですね、基本は。
SLA発起人
ホームページはこちらから↓↓↓
https://setouchi-language-arts.jimdosite.com/


  

Posted by SLA at 23:57Comments(0)自己紹介

2020年03月28日

英語教員だったのに…

「なぜ英語を教えないの?」と聞かれます。頻繁に。瀬戸内で。

地元仙台では学生時代のアルバイトを含めたら10年以上、東京に出てきてからは、本業の傍ら企業、個人、知人、たくさんの人に英語を教えてきました。「教える」という仕事をかれこれ20年以上やっています。

確かに瀬戸内町でもランゲージアーツとは別枠で英語を教えるクラスは設定する予定です。
基本は中学1年~3年の「英語が嫌いな子、苦手な子」を中心にした「補習レッスン」。
でもそれはあくまで「小学生(可能なら年長ぐらいの未就学児も)」を対象にしたランゲージアーツのサブカテゴリーです。
あくまで「母国語」が大切だから。しかもただ闇雲に習うのではなく、表現できる「スキル」が必要となるから。

日本語で「形容詞」が分からない子に英語で「ここに入るのは形容詞だから…」と説明はできません。
その限界を今まで散々感じてきました。
そしてそれは他の教科でも一緒。
理数系ができればいいと思っている人。本当に大丈夫でしょうか。

私たちは日本人です。母国語は日本語です。(ここではハーフや日本生まれの外国人などの事情を省きます)
それはどう頑張ってもEnglish as a Foreign Language (EFL) なのです。
学校では英語を日常的に使い、家では言語スイッチを変えて家族と母国語を話すシンガポール人やフィリピン人らはEnglish as a Second Language (ESL) とは似て非なり。
日本人には日本人に適した勉強法が、もっと言えば個人レベルの勉強法があるのです。

歌が好きな子、映画が好きな子、小説が好きな子、機械的に覚えることが好きな子。
それぞれに合った英語教育は、なかなか今も昔も上手くいきません。

私はマクロで世のなかを変えることができる人間ではない。でも英語が嫌いな子ども一人でも二人でも、ミクロレベルで助けることはできる。

昔教員だったころの一番多かった質問は、「先生、なんで英語を勉強しなきゃいけないの?」
そして「世界の他の奴らが日本語を勉強すればいいじゃん?」「翻訳こんにゃくができればいいじゃん?」がつづきます。

今ポケトークのようなAI通訳・翻訳機が出てきていますね。
いよいよそんな時代か~と思う方、そこまで高価なものではないので是非試してみてください。

どんな時でもやはり人間がしなければいけないことがあります。
そしてそれは武器になり、世界観を変える「サングラス」…つまり、母国語の日本語が裸眼でモノを見るという意味なら、
英語をマスターしたうえでモノを見ると、それはサングラスを通じてみる「新しい世界」なのです。

具体的に効果的な英語学習、そしてみなさまは最も興味がある「早期英語学習」…一体いつ始めればいいの?を議論したいと思います。
※4月末ぐらいから本格的に始動します。現在キックオフ説明会実施中!
SLA発起人
ホームページはこちらから↓↓↓
https://setouchi-language-arts.jimdosite.com/


  

Posted by SLA at 14:35Comments(0)自己紹介

2020年03月27日

なぜ勉強するのか?と子どもに聞かれたら

親の所得と子の学力、所得格差が教育格差を引き起こす…という研究結果は欧米を中心に数々ありますが、それは半分正解で半分間違いではないかと感じるという記事が載っていました。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200326-00033814-president-soci
ほほう。面白い。当たり前のことだけど、まとめてくれると納得。

さて私の周りで言うと…
①東大一族のママ友たち
上記記事に出てくる「東大生は親に勉強しろ」と言われて育っていない。本当でしょうか。

私はしがない旧帝大の大学院出身のあと咲き(子どもの頃より社会人になってから勉強に目覚めたタイプ)の人間ですが、周りには本当に親に勉強しろ!と言われないで育った結果、たまたまいい大学に入っちゃったという人がたくさんいます。
なかでも自分、旦那さん、自分と旦那さんの兄弟姉妹…全員東大!のママは尊敬すべきところがたくさんあり、とてもステキなママです。もううす~く長~く8年以上付き合っていますが、大好き!

同じように、仲良くしていた娘の幼稚園時代のママ友。
自分の両親が両方東大でお兄さんも東大。それが嫌で自分は慶応女子高から推薦でそのままエスカレータに乗れるにお関わらず、わざわざ早稲田の理工学部を受験。あ~!東大呪縛から離れた~と思ったら、結局東大出身の男性と出会い結婚。「親族みんな集まると東大だらけで、私だけ早稲田だからバカ田大学って言われるの。もう笑い話よ」と自虐で言いますが、一般ピーポーから言わせていただくと、はい?って感じ。

②お父さんは大学教授、お母さんは小学校の校長先生、自分は研究者、妹も教員の友達
私が大学院時で研究に明け暮れた時代。一番議論を繰り返し、切磋琢磨しながら研究生活を過ごした友達の家は教育関係者。テレビもみない家だったし、ご飯の後はクラシック音楽をかけながらみんなで紅茶を飲んで議論をしたそうです。なので彼女は研究室のコーヒーメーカーのフィルターの折り方を知らず(20代半ばでも)。

③両親が中核派。資本主義を徹底に否定し、共産主義の中で育てられた友達。
この友達がきっかけで私は社会人になってから鮭が川を登るように大学に戻り、研究という道にのめり込んで自身の身体を傷だらけにしながら卵を産むのですが(笑)。
彼の両親も相当な過激主義。もちろん学生運動真っ盛り時代の世代ですから、かなり危ないことを繰り返し、かなり危ない人々と若い時代を過ごして…その後の活動もなかなかのものですが、まあまあまず面白いエピソードだらけのご両親のもと育てられた友人(男性)も、子どもの頃から相当面白い育てられ方をしています。本人が望むか望まないかに関わらず…

この記事、そして①~③の友人たちが裏付けていること。
それは、もしも我が子をいわゆる「勉強ができる子」にしたいのだったら、お金をかけてでも、無理やりでも「勉強」をさせればいい。
成功するか失敗するかは別として、頑張れば実現できなくはないでしょう。(その逆もありますが)
でも、もし「生涯において学ぶことの本当の意味をよく理解できる、自分のやりたいことを選べる自由を獲得できる子」を育てたいなら…
子どもに「どうして勉強しなければいけないの?」と聞かれたときに、そういう子を育てたいのにどうこたえるべきかわからないとき…

大事なものをSLAワークショップで語り合いませんか。子どもの言語力を刺激するゲームや活動の傍ら、親たちは毎回絞ったテーマで「ちょいネタ」を勉強していく予定です。
※4月末ぐらいから本格的に始動します。現在キックオフ説明会実施中!
SLA発起人
ホームページはこちらから↓↓↓
https://setouchi-language-arts.jimdosite.com/


  

Posted by SLA at 23:50Comments(0)自己紹介

2020年03月10日

私の3.11

これを当日に書いたら胸が苦しくてきっと書けなくなってしまう…
明日の東日本大震災9年目を迎えるにあたり、前日に書いておこうと思います。
東北から遠い遠い奄美の土地にいるけども、ここからつながる遠い海のあの日に起きたこと。

母は海のすぐそばの七ヶ浜という場所で洋裁の教室を開いている最中に揺れがあり、これはただ事ではない!という判断からレッスンを即終了。その帰り道にはすでに海から離れようとする渋滞が起きていましたが、奇跡的(本当に直感で)「緊急災害」という横断幕を横に張って出てきた自衛隊車両の後尾にぴったりと着いて横道に入って渋滞を免れたため、市内で最も多い死者を出した仙台港から市内に向かう交差点に差し掛かることなく自宅に逃げ帰ることができました。

父は自宅にはいましたが、近所の様子を見ているうちに海から2キロ以上も離れている我が家にまでまさかの波が押し寄せてくるのを目撃し、急いで飼い犬を車に乗せて坂道を登り切って逃げ切りました。
母と合流し、雪が降り始めるなか、何度も何度も「なんで…なんで…」と近所の仲間で繰り返したそう。誰も目の前で起きていることが信じられなくて。

当時娘を妊娠していた私はまだ悪阻が酷くて自宅で休んでいました。仙台人の私にとっては震度5ぐらいの揺れは経験があったことなので「うわ、珍しい!東京でこの揺れとは!」とびっくりはしましたが、その後に起きることなんて予想もできず。

そこから両親とは連絡がまったく取れず、東京や海外にいる友人たちとあらゆる情報を集めて交換し、お互いの自宅のエリアがどの程度浸水したのかを確認しながらひたすら待っていました。眠れず、夜中のTVをつけっぱなしにして。
そんな状態だったため妊娠5か月のお腹はストレスでパンパンになってしまい、念のために病院へ。東京も十分パニック状態でコンビニから食べ物は消え、電力がどうだ、放射能がどうだ、都心にある大使館関係者はみんな急いで帰国されられた…だのの情報が錯綜。
そしてようやく津波から4日目の朝方3時、父が電話をくれて安否が確認できました。母に泣きながら「心配かけてごめんね」と謝られ、こちらも泣きじゃくったのが昨日のようです。

我が実家は結局膝丈まで水が入り、大規模半壊の認定を受けました。父はもはや家なんてどうでもいい!!という気持ちになってしまったようで、近所のほとんどが1年も2年も順番を待ってでも建て替えを希望したなか、うちだけはさっさと3か月ぐらいで最低限の修繕をすることで決着。私は東京で出産し、翌月にようやく実家に帰ることができました。震災から半年経っていました。生まれ育った街には瓦礫がまだまだ溢れていました。

この前の話に書いた(長女が今年東北大学に合格したばかりの)高校の友人は、実家を根こそぎ流され、その裏に住んでいた自分の叔母といとこをなくしました。

通りを挟んだ向かいのおじいさんは、揺れのあとに離れに住んでいる娘が心配になり、外にでてしまったところに波が押し寄せてきて、溺死しました。

小学校の後輩…3学年ぐらい下だったので付き合いはありませんでしたが(彼女は私より半年出産が早かっただけ…)、里帰り出産後だったため生後2週間の赤ちゃんと、父親と母親と、4人で車のまま流されて亡くなりました。

中学時代の親友の東松島に住んでいたおばあちゃん(私も彼女の結婚式でお会いしていますが)は、揺れのあとに急いで息子と逃げている最中に濁流にのまれました。でもどうにかどこかの屋根に車がひっかかり、おばあちゃんは屋根に這い上がって来たそうです。隣の家の家族が同じ高さの屋根で救助を待っていたので、おばあちゃん頑張って!と励ましてくれたそうですが、「息子が運転席で気を失ったまま(多分亡くなっていた)なので、一人にできません」と言い残して車に戻り、そのまま二人で亡くなりました。

死者1万6千人以上、行方不明者も2500人以上の命が失われ、きっとそれぞれのストーリーがあったはずです。関連死も含めたらもっともっと。父の高校の野球部の先輩も復興に尽力し、命を縮める結果になってしまいましたが、関連死には含まれていません。

私は娘が産まれたとき、無事に生きているだけでいい。あんな大災害があったのだから、それだけで自分たちは幸せなんだ…と本当に思いました。2週間しか生きられなかった赤ちゃんがすぐ身近にいたのですから。でも大きくなるにつれて、こんなことも出来て欲しい、あんなことも出来る子にならないかな~と欲が出てくる…

人間は本当にわかりやすいぐらい単純です。忘れてしまう。
阪神淡路大震災の時も、中越も、北海道胆振東部も、直近の熊本の大地震でも、それぞれ犠牲者とその傷を負って生きている人がいるのに、時間が経つとやっぱり物事は忘れてしまいます。命があって、元気に笑えることが幸せだということも。

奄美に来る前。娘のクラスのママLINEに最後の挨拶をするときに、「大震災後の混乱の中娘が産まれたときの初心に戻って、強く生きていける力、どこででも生きていける力をつけさせて、東京の便利さに慣れきってしまった自分の反省も兼ねて修行してきます!」と挨拶して出発しました。
どれぐらいの方に通じるかわかりませんが、東日本大震災・奄美離島留学・私の反省は決して関係のないものではありません。

成績が良くても人の痛みが分からない子よりも、多少できの悪いところがあっても世界を知っている子、語れる子、気持ちを表現できる子、理解できる子…

英語の教科化やプログラミング教育の導入のインパクトに負けず、そういう面における「思考力・判断力・表現力」が2020年教育改革の中でフォーカスされればいいのにな…と思うのです。

9回目の3.11を瀬戸内で迎えるにあたり、そして現在真っただ中のコロナウィルスの脅威を目の前にし、命があること、我が子が、家族が元気なことを感謝して今夜は眠りに就きたいと思います。
SLA発起人
ホームページはこちらから↓↓↓
https://setouchi-language-arts.jimdosite.com/


  

Posted by SLA at 22:36Comments(0)自己紹介

2020年03月06日

ググらずにどう調べる?

2020年2.3第6号のAERA誌に、このような記事を見つけました。
「試験でスマホ使用」に賛否の声-ググらず鍛える「脳力」

今年ついに東京にある女子中学の一般入試において、数学に限りスマホの持ち込みを許可するという初の試みが実践されました。
東京女子学園中学校という女子中学校です。
なんと、うちの娘の小学校の並びにある学校。NEC本社ビルの真向かいにあります。
知りませんでしたが、1903年創立の伝統ある女子中(高)みたいです。
私はいつもその前を電動ママチャリで駆け抜けています。

「ああ、いよいよ始まったか…」という、なんとも答えが出せない感想を持っています。だってもう25年以上も前に留学したアメリカの高校での数学の授業で「授業や試験にまで計算機を持ち込んでもいい」という大衝撃を受けたのに比べれば何てことない…
そもそもスマホの有無に関わらず、問題自体のスタイルと難易度を変えてそれらを解く子どもたちの能力測るという意味においては、学校側も応用力をチェックできる問題になるように相当練ってくるはずですよね。
2月にあったはずの実際の試験結果やその分析がどうなったのかは不明ですが(そのうちレビュー記事になるでしょうけど)、何しろ学校自体がご近所なので、今後も注視していきたいと個人的に思っています。

さて、この「ググる」問題。私も最近やたらと直面しています。
奄美に来て色々な植物や生物(特にハブ!!)に興味津々(ビビりのパニック状態)の娘が、「これは何?」「〇〇ってどうなの?」「~はどんな色なの?」と質問祭り。
そこで大人の常套手段「自分で調べなさい!」と返す私。
ところが「じゃあipadで見てよ!」とさらに返す娘。
「最初から楽をしようとするんじゃないの!」「えー、だってお母さんもすぐipadで調べてんじゃん!」とごもっともな意見を持つ娘…
応戦と攻防戦のオンパレード。
Google検索の便利さというパンドラの箱を開けてしまい、その便利さにどっぷりはまっている我々大人たちは、子どもをどう説得すべきか…

シェイクスピア風に言えば、”To google or not to google, that is the question.”
「ググるべきか、ググらざるべきか。それが問題だ」とでもなるのでしょうか。

さてこのAERA記事。
もはや一人一台以上のスマホやタブレットを常時携帯し、何かあればすぐに「ググる」ことが当たり前である現代社会。
つまり私たちは常に外付けハードディスクを持って歩いているようなものなのだから、「内臓HDD(=自分の脳みそ)に記憶させておくべき情報は、もっとスリム化させてもいい」ので、これからの時代はスマホで調べられる情報を使ってどんな応用ができるかに力点が置かれるべきではないかということをネットコラムで述べた作家の乙武さんの話から始まっています。

一方それに対する警鐘意見をまとめると、
① (応用した創造的な能力を見ることは悪くはないとしても)学問には創造的な能力を育む基礎としての基礎学力も大事(典型例は語学や、デジタル機器のプラットフォームにも基礎学力が必須)
② (スマホを用いる能力は現代人には必須だが)常にスマホ前提で脳を働かせることで発達しない能力があることも事実。
③ (スマホを使って発達する能力もあるが)スマホなしでこそ発達する能力もあり、今日のように情報にあふれている時代にあえて自分の脳の中に蓄えられた記憶と情報だけで何ができるかを試みることは、創造性や想像力に繋がる。

という意見を社会学者や脳科学者がまとめています。

さらに認知科学の実験では、「これはのちにグーグルで検索できる」という情報を提示すると、被験者に情報の記憶される割合が有意に下がるという実験結果があったそうです。
「後で調べられる」という安心感で、人は逆に覚えようとしないのでしょうか。心当たりがありまくりです!!!

私が初めてGoogleを動詞として使われていることを直接耳にしたのは、忘れもしない2006年。アメリカ人の教授と話しているときに、”I googled your organization yesterday.”(昨日あなたの組織についてググってみたわ!)と言われてびっくりしたのを覚えています。
すごい!本当にGoogleが動詞化したんだー!と感動を覚えました(emailも元々はelectrical mailという名詞がe-mailになり、emailが動詞になり、I emailed you last nightのような文が極々普通に使われるようになりました)。
言葉は生き物、生もの。現代用語の基礎知識や広辞苑でさえも常にアップデートを重ねなければならないのと同様、時代や社会情勢と共に常に新しい言葉が増え、もはやgoogleは日本語でも「ググる」として定着してしまいました。

私は非デジタル調査(アメリカ留学時代のリベラル・アーツ教育のお陰で)も、デジタル調査(大学院の研究はネットなしでは完成できなかった!)も、ぎりぎりどちらの経験もある世代なので、娘に根気強く時間を割けば(それができない短気な性格なのだけど)、どうにか非デジタルな検索方法、調査方法を教えることができると言えばできます。
とはいえ、人間は楽な方へ楽な方へ流れていく性を持った生き物。デジタルから離れて地頭を鍛え、AERA記事が言うように「素手ならぬ素脳の力で人口知能が発達するこれからの世の中に挑める子ども」を育てきる自信は…ありません(涙)
ただ、その重要性には注視し「必要な能力である」ことを忘れずにいようと思います。

まあ…Google検索がなかったら、我々母子三人、全国に数ある「山村・離島留学」の中から瀬戸内町を手繰り寄せることができなかったことは間違いないので、例えビッグデータとして個人情報や嗜好を吸い取られているとはいえ、Googleに感謝するしかないのですが(笑)。
SLA発起人
ホームページはこちらから↓↓↓
https://setouchi-language-arts.jimdosite.com/


  

Posted by SLA at 22:59Comments(0)自己紹介

2020年03月05日

モンテーニュの名言

Whatever can be done another day can be done today.
いつかできることはすべて、今日でもできる


有名なモンテーニュの言葉ですよね。
私は言葉は知っていたけど、モンテーニュって誰だったっけ?というぐらいでした。
「知識詰め込み世代」です。お許しください。
特に社会なんて、試験の最中でも「あああああ、確か教科書の右上の写真に載っていたやつだ!…なんだっけ?」
といううろ覚えで、結局答えが出ないまま適当に回答して間違えるタイプ。

現代の、そしてこれからの教育だったら「モンテーニュはどんな人だったのか、どんな思想を持っていたのか、それを自分はどう考えるのかをディスカッションしよう!」という授業になるはず。
というか、なってもらわないと困る!入試改革がそう変わっているのだから、頑張って現場に追いついてもらわないと…
それに世界は既にそういう思考力をもった子どもたちを育てる教育が主流になって何年も経過しています。

さてモンターニュはどんな人だったのか知らないままですが…
私と私の父はとても短気な性格。祖母(父の母)から子どもの頃よく言われたのは、「あーでばさーだおん」。
意味わからないですよね、仙台弁。
しかも、我が家でしか聞いたことがなかったので、そんなことを言うのはうちのおばあちゃんだけだろうな…と思っていました。
ですがなんと!高校時代に同じことを言った子がいて「あー良かった!うちだけじゃなかった!」となったのです。
今でも仲良しのその子いわく、うちは「あーでば、あー」だったよと!!

これは「あ!と思いついたら、さ!やろう!っていう性格だもんね」という意味です。
いい意味では行動力がある。悪い意味ではよく考えずに飛び込んでしまう短気で不注意な性格という意味。

でもこの「あーでばさー」精神で、いつかできるだろう…と諦めないで、さっさとやりたい!と動いてこれたことが人生の中でいっぱいあったかと思います。
ま、失敗も同じぐらいありますけど…

SLAも私の「あーでばさー」、モンテーニュの「いつかできることはすべて、今日でもできる」精神がベースです。
1年ちょっとしか(予定では)瀬戸内にいないのであれば、時間がないからやっちゃわないと!

そしてその起源となっているのが、「あーでばさー」精神で16歳の時に飛び出した高校留学の時に受けたアメリカの高校でのランゲージ・アーツ教育。
それを貧弱な英語力しかなかった留学生の私に、他の生徒と分け隔てなく教えてくれた大好きな英語の先生。

その先生とはもう25年以上の付き合いです。
60歳を過ぎても、カリフォルニアの海にサーフィンに飛び出したり、山にスノーボードに飛んで行ってしまうアクティブで素敵な女性です。

そしてなんとその息子さんが一昨年から日本のプロアメフトリーグでプレイする機会を得て、来日しています。
この2年間、私も家族総出でできる限り試合に駆け付けました。
アメリカではもう通用しないだろうなと思ってプロでのプレイを諦めようか悩んでいた時に元チームメイトから日本でトライアウトを受けないか?と誘われて飛び込んでみたそうです。
彼も目の前のチャンスを逃さなかったから、今の地位を築いているのだと思います。
(1年目でリーグの優秀プレイヤーに選ばれ、とても人気のQBです。そして想定もしなかったことですが、カリフォルニア産まれ・育ちの日本人のステキな女の子と出会い、結婚。先月可愛い女の子が産まれました!)

すべては「あーでばさー」で繋がっているのですね。感慨深いです。

皆様、もしモンテーニュか、私の亡くなった祖母の「あーでばさー」にピンと来たら(笑)、
せとうちランゲージ・アーツ教室に飛び込んでみませんか?

「のんびり精神」もいいことです。私が大学院の時は、夜中研究室で煮詰まると、
「さー、明日できることは明日やろうーーーっと」と言って論文を書かなければならない現実から逃避してかえっていました。
(懐かしい!)

でも、いつかできるから…と先延ばしにしてしまったことで一生できないこともあるという意味では、「今、これからの子どもたちの教育を知る!」ということも、「手遅れ」や「やらないで終わっちゃった」の類に当てはまるのではないでしょうか。

ちょっとでも興味がある方…短気な発起人が、せとうちでお待ちしています~
SLA発起人
ホームページはこちらから↓↓↓
https://setouchi-language-arts.jimdosite.com/


  

Posted by SLA at 23:45Comments(0)自己紹介

2020年03月04日

子どもたちよ、大志を抱け!

私のママ友の友人の話で申し訳ないのですが…

その友達は幅広い付き合いをしているらしく、ある超有名なゲームクリエーターの方と友人だそうです。
ゲーム関係に興味がある人なら誰でも知っているぐらいのレベルと言っていましたが、私には?ですけど。

ある日。その友人が目撃した面白いやり取りが。
何かの機会で集まっていた際、そのクリエーターの方に子どもたちが纏わりついて、
「ねえねえ、俺こんな技できるんだよ!」とか、
「僕はこのステージまで行ったんだよ~」とか、自分のゲームの腕前を自慢していたそうです。

そしてその時。
そのクリエーターの方はこんな質問をしたそうです。
「君たちはゲームを作る人になりたいの?それともゲームを買ってそれで遊ぶ人になりたいの?」と。

子どもたちはちょっと考えて「ゲームを作る人になりたい!!!」と張り切って答えたそう。
するとそのクリエーターの方は、
「だったらゲームなんかしていちゃダメだよ。ゲーム以外のたくさんの世界を知らないとね、ゲームなんて作れないんだよ」
と教えてくれたとか。

子どもたちは理解できたのか、できなかったのか。
残念ながらその場にいたわけではない「また聞き」の私にはわかりませんが、
少なくともちょっとでもその子たちにそのクリエーターの方が言いたかったことが通じていればいいな…と思います。

また、そのママ友本人もとてもユニークな方なのですが、
友人の子どもが(まあ子供らしいと言ったら子どもらしいのですが)いかに自分の成績が良いのかを自慢していたそうです。その子のママがトイレに行っている間に。

高学年ぐらいの子って言ったかな、確か。
そしてその子が「僕東大に入るんだ~!」と自慢げに言ったことが(大人げないけど!)「カチン」と来たらしく(笑)、
「へぇ…たかが世界ランキング42位(2019年時点)のね~。世界にはもっともっと頭がいい大学があるのにね~!」と嫌味で返したそう。
その子は急に顔色を変えて、
「え!!じゃあ一番の大学ってどこなの?」と聞かれ、
よく知らないくせに「そうね…MITとか、オックスフォードとか、世界には東大よりずーーーっと頭がいい大学っていっぱいあるけど、やっぱりハーバードじゃない?」と知った顔で答えたとか。
…その子のママが戻ると、「ママ、僕ハーバードに行くから!」と進路変更が起こっていたそう!!!

そんな私にも一つ同じような経験が…
地元仙台の高校時代の友人の子ども。仲間内で一番最初に結婚したので子どもができたのも早い方だったのですが(我々高齢出産組と比較して!)、昔から可愛がってきたその子が小学5年生の時、東京に新幹線に一人で乗って遊びに来てみなさい!と半ば強制的に夏休みのプロジェクトにして3日程過ごさせました。

その時に何かのタイミングで将来の話になり、世の中にはたくさんの選択肢があって、たくさんの可能性があるから、いつだって頑張ればある程度のことはできるのだけど、スポーツとか芸術とかたくさんある中で、勉強が一番楽だよ。「勉強はやった分だけ返ってきてくれて裏切らないから!」と私が言ったらしいのです!!!うっすらとしか覚えていない私…汗っ。

何年も経った後にその子のママ、つまり私の友人から「あの時にそう言われたのをずーっとあの子は覚えていて、私はあまり勉強ばかりしないで色々なことしなさい!」と言っても(友人は東日本大震災の経験から、勉強なんかいい、強く生きていける方が数十倍大事だ!と本気で信じている人)、その子は私がポロっと言ったことをずっと覚えていて事あるごとに言い続けたそうです。
友人からは「感謝すべきか、余計なことを言ってくれたなぁ…と責めるべきか」と苦笑いされましたが(笑)、今年「ビブリオバトル全国大会」の出場経験を活かし、東北大学にAO入試で合格しました!!!本当に嬉しいし、とても感慨深い!

来年度の入試改革の影響で5倍にも跳ね上がった高倍率を無事突破できたそう。
※ビブリオバトルをご存知ない方は是非調べてみてください。とても面白いですよ~大会ももっと認知されて欲しいと思います。

「論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成」を目的にしていると言われているという「プログラミング教育」の導入。
「初等教育の段階からグローバル化に対応した教育を充実することで、世界の中で戦える人材を育成することが狙い」とされている小学校3年生からの「外国語(英語)活動の導入」と、5年生からのその「教科化」。

現場の教員もたまったものじゃないでしょうね、きっと(間違いなく)。
そのような政策に準備を間に合わせることができる現場は、「情報と財源と環境」がきちんとそろっている自治体にある学校だけでしょう。
この時点で、教育格差を生み出しているのです。

Setouchi Language Artsのワークショップでは、こういったことの問題点を屈託なく保護者同士で語り合いたいと思います。
そして…
色々な意味で大人の(たとえちょっとした嫌味から出た?笑)発言からでも、
それが子どもたちの良い着火剤となり、
デジタルの世界から飛び出して、リアルを体験し、世界に誇れるようなゲームクリエーター(プログラマーでもいい!)になったり、
東大信仰に惑わされず、世界に通用するような…いや、世界に通用する必要はなくとも、やりたいことを世界のどこででもやれるような人になったり、
「やった分だけ返ってくる!」という言葉に騙されて、勉強を嫌がらずにその中で自分の好きな世界を見つけ出せる人になったり…
と…火がついてくれる子どもたちがたくさんでればいいな…と思います。

子どもたちよ、大志を抱け!(騙されてくれ!笑)
SLA発起人
ホームページはこちらから↓↓↓
https://setouchi-language-arts.jimdosite.com/


  

Posted by SLA at 14:50Comments(0)自己紹介

2020年02月29日

プログラミング教育に期待?

2020年4月。いよいよ公立小学校におけるプログラミング教育が必須化されます。中学校は2021年から全面移行です。
ご存知の方も多いはず。

2020年2月24日の日経新聞に見つけた記事には、「プログラミングに意欲」が8割だそうです。しかも子どもたちが!
「学んでみたい」と答えた小学生高学年が84%、中学生では77%だそう。
ところが「学校以外でも学びたいか」という質問に対しては、「思わない」が43%。
そして残りの「学んでみたい」という子どものうち、
1位 家族に教わりたい
2位 オンライン教材で学びたい
3位 教本・冊子などで学びたい
4位 塾やスクールに通いたい
が、僅差で並んでいます。

「家族に教わりたい」か…困ったなぁ。PCは教えることができてもプログラミングはなぁ…
では「オンライン教材」はどうでしょう。
これと3位の教本・冊子で学びたいという希望は結構な確率で叶えてあげることができるのではないでしょうか。
すでに有名なマインクラフトなどはSwitchやアプリでもできるし、相当の数のフリーソフトも存在しますよね。

実は同じ2月21日の日経新聞には「ルンバ」で有名なアイロボット社が日本でプログラミングを学ぶための知育ロボットを発売することを明らかにしている記事が載っていました。
こういったテクノロジーで、全国どこに住んでいても、機会は平等に担保されるかもしれない?
では、4位の「塾やスクールに通いたい」はどうでしょう。

前回のブログ記事のとおり、娘はタイミングよくSTEM教室に飛びつき、ここ1年弱ほど楽しんでおりました(こちらは月謝が大変でしたが!)
STEM教室とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、そしてMathematics(数学)を縦割りで学ぶのではなく、「科学技術」の分野を横断的に「自分で学び、自分で理解していく子ども」を育てることを目的としており、2000年初頭のアメリカがで発祥。オバマ政権で後押ししたこともあり、既に歴史ある教育システムになっています。
ようやく日本に入ってきたな…という感じです。
※ここにArtも加えてSTEAM(スティームと発音)教育になる場合もあります。Artという言葉は、私がやっているランゲージ・アーツでも使われるように、単に美術や芸術という意味だけではありません。

娘は通っていた教室でテコやバネの仕組みを学習し、それをブロックで再現したり、独自のものを作ったり、タブレットでプログラミングをちょっとかじったり…そりゃあ楽しいですよね。遊びの延長ですもの。

さて娘の友達。聞くとクラスに5人ぐらいかな…みんな男の子たちですが、以下3つのタイプの教室のどれかに通っています。
1.ザ・プログラミング教室(タブレットやPCを使ってゲーム開発やロボット制御がメイン)
2.ロボット・レゴ教室(ロボットやレゴを制作し、それらを動かすための仕組みをプログラミングする)
※上記1との線引きは難しいけど、2は昔から有名なロボコンのようなイメージ
3. STEM系教室
と、私の勝手な分類からいくとこんな感じです。厳密に分けるとちょっと違うかもしれませんが(笑)。

それぞれ月謝は10000~12000円ぐらい。さらに教材費が高いところは高い(キットだけでも8万ぐらいとか)!
ウチは本当に一番コスパが良いところ!ソフトバンクが始めたばかりのSTEM教室で、教材は買わなくて済むところにしました。

というわけで、こんな社会現象を起こしているプログラミング教育。では、なんで導入されたのでしょうか。
文部科学省のページでは…
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/122/attach/1372525.htm
というながーいながーい文章になっていますが、要するに、
「論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成」を目的にしていると言われています。

だってそもそも小学生(中学生にだって)コーディングなんて無理ですよね。
なので、自分で考え、それを形にしていくプログラミング的思考力や行動力があればいいのです。
でもそれって、プログラミングでやる必要があるのでしょうか…

STEM教室に娘が行きたい!ということを許可していた私が言っても説得力はありませんが(笑)、次回はプログラミング教育のデメリットを少し考えてみたいと思います。

ちなみにその「予告編」。
東京でワークショップをやった際に多くの保護者の皆さんが誤解していたこととしては、プログラミングは「教科」ではない!ということ。
つまり、「プログラミング」という科目ができて、それで成績が付くわけではなく、あくまで算数や理科や総合的な学習の時間、もしかすると学校や地域によっては国語の授業に組み込まれてくる「カリキュラム」でしかありません。
ま、導入時期のだいぶ前にやったワークショップでしたし、英語が「教科化」するのとごちゃ混ぜになってしまっている人もいるので仕方がないのですが。
本当に難しい話です。
SLA発起人

  

Posted by SLA at 22:58Comments(0)自己紹介

2020年02月27日

人生の後悔(日経プレジデントより)

2020年3.6号日経プレジデント誌に面白いページを見つけました。
特集は「相続・死後の手続き」なので、教育問題と一見全く関係なさそうなのですが…

「人生の後悔」という1723人のシニア世代を調査した特集ページに、仕事について、健康について、親について…など、
死ぬ前に自分が後悔している事柄についてのランキングが載っているのです。

その「子ども」というセクションのランキングは下記のとおり。
1位 「もっと一緒に過ごしたかった」
2位 「見舞いに来ないので寂しい」
3位 「もっとのびのび育てればよかった」
4位 「もっと厳しく育てるべきだった」
という結果だったのです。

1位、2位は納得。以前娘(というより家族全員)が大好きなNHKの「チコちゃんに叱られる」の番組で、タレントの岡村が親と過ごせる時間はあとどのぐらい?という問題に対し、親の平均寿命と彼の実家への帰省頻度から計算すると「残り13日」という驚きの結果を見たときから、私自身も世代が少し若い設定とは言え、親と過ごせる時間を意識するようにしています。
親と離れていれば離れているほど(私は東北、夫は四国)実質的に一緒に過ごせる時間は少ないのでしょう。
陸続きではない奄美も…

しかし「へぇ~」と思ったのはこの3位と4位の真逆の結果。
ないもの(なかったもの)ねだりの典型なのでしょうか。
私の親も夫の親も絶対4位を選ぶな…笑。
こんな勝手な自由人になって、好きなこと・楽なことに流れてしまう大人子どもを育ててしまったことを後悔するに違いないです!!!

では、夫と私は死ぬときに我が子の教育(育て方)をどう後悔するのでしょうか。
きっと3位のような気がするのです。

今現在でさえ、東京生活の過度な教育狂騒曲に流されたくなくて、抵抗の一環で奄美大島に留学しに来ています。
まさに「もっとのびのび育ててあげたい」のです。

東京にいると、早期教育、習い事の多さによる過密スケジュール、お受験が当然で、私のようなマイノリティは息苦しさを感じながらもすべてを否定して我が道を行くこともなかなか勇気がいるため、結局どっちつかずになっているような気がします。

うちの場合。
私は娘に英語を教える気もない(自分は自分でやりたい!と教室を見つけて小5から始めたので←嘘です。レッスンバッグが可愛かったからという理由だけです!!)。
本人にやる気がでなければ意味がないと思っているので(そしてやる気さえあればいつでもいいという根拠も)、いつ始めてもいい。
ただ一つだけ一定期間やり続けてもらいたいもの。ピアノのみ!これはすべてに(リズム感、語学力、芸術センス)繋がっていると思っているので、どんなに下手でもゆっくりでもいいからなるべく長く続けてもらいたい。
この1点のみ…のはずでした。

しかし我が娘!昔のマツキヨCM「なんでも欲しがるマミちゃん」状態で(←知っているかなぁ)、体験レッスンやワークショップに行ってしまうとすぐに「習いたい!!!」が始まる…
こちらのお財布事情も考えてくれーーー!と叫びたくなりますが、そこはやはり「親ばか」。
どこで才能を発揮するかわからないからな…と思うと無下に否定することもできず、瀬戸内に来る直前は…

- お習字(毛筆・硬筆。小1の時の書初めで上手な上級生の字を見て感動したため)
- 学校のサッカーチーム(朝練という響きがかっこいい!というだけ。ボールは怖いから逃げ回っている!)
- STEM教室(体験に行って飛びついた…ただのプログラミング教室は否定的だけど、モノの仕組みを横串で学べるSTEMならいいかな…と折れてしまった…)
- プール(送迎付きの少人数レッスン。娘の友人の親がやっている教室なので、お付き合いから始まり…結局ずるずる)
- 文章表現教室とアートのワークショップ(隔週)
そしてピアノ…

いくら本人が何でも欲しがるマミちゃんだとはいえ、やりすぎだろう…とこの2年程ずっーーーーーっと思っていました。
ですが辞めどころがもはや親子共々わからなくなっている…
色んな教育雑誌に同じような悩み相談が掲載されていると、我が身に置き換えてアドバイスを読んでいましたが、どれも「本人が好きなら仕方ない。そのうち本当に好きなことができれば自ずと絞り込めるから、それまでは色々なことをやらせても構わない」というものでした。
お金と時間が無限ならいいですけどね…それに過密スケジュールにも危機感を覚える。
そんな子供時代は正しくない!もっとのびのびと過ごさなくては。
子どもはボーっとする時間で色々なことを頭の中で整理するので、そんな過密スケジュールでは何も整理することができない、学習したことが無駄になってしまうという悪循環に陥ってしまう…

娘には、一日も早く好きなものを絞り込んで欲しいです…切実です。
私ら親が死ぬときに、「もっとのびのび育ててあげればよかった」となりませんように!!!
→ちなみに娘の友達のママたちからは「充分のびのびしていると思うけど…」と苦笑いされますけど。あれは「性格の問題」かと…涙。
SLA発起人

  

Posted by SLA at 15:12Comments(0)自己紹介

2020年02月16日

公立高校入試倍率

バレンタイン(そんな余裕はなかった…)と共に、鹿児島県の「令和2年度公立高等学校入学者選抜学力検査出願者数」が発表されましたね。
https://www.pref.kagoshima.jp/ba05/kyoiku-bunka/school/koukou/nyushi/32/r2syutugansyasu.html
他人様の県のそういった数値をマジマジと見るのは初めてでした。ちょっと興奮です。
自分が育った宮城県と、この15年住んだ東京都の数値ぐらいしか見たことがなかったので。

とは言え東京都の倍率でさえも、独身の頃や子供がまだまだ関係ないと思っていた昔は聞き流す程度。
意識して数値を見たり学校名を覚え始めたのはごくごく最近です。

私が育った宮城も、夫が育った香川も、いわゆる「公立志向」。
特に目指すスポーツなどの事情がない限りは少しでも偏差値の高い?安定した?公立高校を自然と目指すことになります。
私の場合は当時県内に唯一あった開校5年目を迎える「英語科」を有する公立高校を目指しました。
ドアtoドアで1時間20分はかかりましたが、そんなの関係ない!状態。とにかく英語を集中的に勉強できる環境ならば!ということでひたすら第一希望で受験勉強をしました。
大して偏差値が高かった訳でもないし、高倍率でもなかったけど(確か1.3倍ぐらいだったような…)、それでも「落ちる人」がいるということはそれが自分かもしれない!と思いながら必死に苦手だった理科と数学を頑張ったことを覚えています。
本当に酷い点数だったので…恥ずかしいぐらい当時から文系人間。

一方夫は、中学では勉強もスポーツもそこそこ苦労せずにできたタイプらしく、県内(東部側)で2番目の公立高校にさらっと受かって…部活やバイトに明け暮れて3年プラス1年(つまり浪人)で東京の大学を目指したそうです。典型的(笑)。

そんな平成初期の高校入試や大学入試とはまったく異次元になっている東京の受験事情。
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/application/files/release20200213/02_r2.pdf
都の教育委員会のまとめです。

もちろん倍率はピンキリ。ですが驚くことはこの数字ではない!
ご存知の方も多いと思いますが、東京は…というより関東は「私立至上主義」です。しかも中高一貫教育を売りに、今や高校から入りたくとも募集を停止している私立高校が年々増えています。

となると影響が派生するのが「中学受験」。6年間の中高一貫教育を受けるためには、小学校時代に必死に塾に通って勉強し、私立の中高一貫教育校を目指すのがベストとされてきました。

ところが近年。全国的な流れでこの「ベスト」と思われてきた受験に旋風を起こしているのが「公立中高一貫校」の台頭です。
これは私立ほどの学費をかけずに、万人が公立の学校で同じような中高一貫教育を受けることができるというなんとも「コスト・パフォーマンス」が高い選択肢。
それはそれは魅力的です。

ですがそんな好条件はみんなが獲得したいもの。世の常ですよね。
東京都教育委員会が2020年2月3日に発表した2020年度(令和2年度)の東京都立中等教育学校と東京都立中学校10校の平均受検倍率はなんと5.47倍!!!それでも去年よりは低くなっている!
https://resemom.jp/article/2020/02/04/54593.html
いやぁ~受かる気がしない…1.3ぐらいでビビっていた私には無理だ。

これは東京だけに限ったことではありません。私の地元にできた宮城県の二華中学・高(中高一貫)でも4.50倍。地元の友達に聞くと、東京と全く一緒でここに入るために小学生は某有名予備校の小学生ターゲット塾に通うのがステイタスだそうです。
この旋風はもはや全国的なムーブメント。2019年の関東圏の倍率を見ても…
横浜市立南高等学校附属中学校 5.13倍
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校(2017年4月開校) 6.46倍
さいたま市立浦和中学校 8.44倍 
千葉県立千葉中学校 8.46倍
千葉県立東葛飾中学校 11.59倍

全国どこの公立中高一貫校を見渡しても、同じような数値であることはほぼ間違いありません。
この傾向はしばらく続くと言われています。もともと小学校が「初等教育」ならば、中学・高校は「中等教育」で、一貫しておこなうことは至極自然ではあります。

肝心なことは…
この公立中高一貫校受験の方法。そう、いわゆる「適正試験」なのです。
教科書・教科を超えた総合試験であり、「なぜそう思うのか」ということを問うような子どもの「考える力」や「表現力」が求められるのです。

あれ?これっていつも聞くやつですよね。
「思考力・判断力・表現力」
2020年の学習指導要領にも、新大学共通入試にも。

これからの子どもたちに常について回るこの「団子三兄弟標語」とは…
一緒に考えていければと思っています。
SLA発起人



  

Posted by SLA at 23:33Comments(0)自己紹介