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2021年05月28日

奄美で辛かったこと②

「奄美で辛かったこと①」に書いた「お願いだから晴れてくれ~(運動会のために)」の願いは聞き入れられず、
結局1日順延。土曜日から日曜日に変更に。

奄美だったらあんな程度の雨だったら決行していただろうなぁ~あの程度の小雨で午後に曇りとわかっていれば。
事実去年は結構な雨の中で開会式をし、そのあと少しずつ晴れてきた。
校長先生が「ほらね、やっちゃえばどうにかなるのよぉ~!曇りぐらいがちょうどいいでしょ!」と得意気。

さて、今年の東京の小学校での運動会。
問題は「見学者は2名まで」の制限である。そして惨いことに「未就学児もカウントする」という注意書き付き…

つまり、夫、私で行こうとすると、4歳弟は中にも入れない。
だからと言って一人外に置いておくわけにもいかない。校庭にある小さいが結構深い亀の池に確実に落ちて大騒ぎになるだろうし、
放置子で通報されちゃう笑!

我が家が見学できる種目は、朝イチに行われる学年別表現と競技(今年はソーラン節と台風の目)。
そして午後最後をしめくくる花形競技の「高学年リレー戦」の二つ。
それでもラッキーだ。リレー戦がない子の親たちは朝だけで終了。

夫に言うと、
「俺、別にソーラン節観なくていいよ。君が行っておいでよ。あいつ(息子)と一緒に家で留守番するよ」と(嬉しそうに)オファーされた。
ま、正直我が家は「走り」にだけ命を懸けているので、私もソーラン節は観なくても死にはしないが、
さすがにあれだけ一生懸命練習している娘がそれを許すはずもなく、
「じゃあ、朝イチ8時30には並ばなければいけないけど、まあ行ってくるわ…」ということに。

「うちの旦那、ソーラン節には興味がないって言われた!」と近所のママたちに愚痴ると、
「うちなんて、それって俺がいくやつ?と質問されたよ」とか、
「ビデオ回せばいいんでしょ?だよ、うちなんて」
…と同じような反応で、まだまだこの大都会にも「昭和の父たち」が存在しているようだ。
学校行事を母親任せにして(怒)!!!時代は令和だぞ!
ま、我が家はそれでも人数制限さえなければ絶対に習慣としてすべてに参加するタイプだから、今回ばかりは仕方がないが。

そして問題は午後のリレー戦。
こちらは夫婦共々どうしても観たい!なんなら仙台の実家の祖父も駆けつけて一緒に観たいぐらい命がけだ。
毎年学年一位(2クラス60人、男女混合)の座を譲らずにここまで来たのだから、これは命がけでも頑張らなければならない。

そこでもはや「邪魔扱い」となる息子は、彼の保育園時代に仲良くしていた一家に預かってもらうことにした。
第2子はこういう時可哀想だ。娘のときは初めての保育園・幼稚園だったからこちらも一生懸命友だちづくりをしたが、
二人目となると上の子の友人関係にそのままドナドナされて連れていかれるだけだから、「その子の友だち」が少ない!
我が家の場合は本当にその限定された一家ぐらいだろう。一緒にご飯を食べたり遊びに行ったりする家族。
そのパパもママも「いいよ~ゆっくり行っておいで~遊ばせておくから!」と快諾してくれたので、実質30分だが心置きなく見学に行けた。

ま、結果は…
娘が奄美に行っている間に「南米チリ」からイケメン、頭脳明晰、英語ペラペラ、そして俊足の帰国子女男子が転校してきており、噂にはなっていたのだが、娘はその令和の出木杉君に見事に負けてしまった…

練習の時から「コンマ3秒負けた!」とか「これぐらい(手であらわして)負けた!」とかいう事前情報はあったが、当日は夫婦で驚愕…
スターターを二人が希望して走ったのだが、その子がデカい!なんとデカくて出来上がった身体つき!歩幅もバネも全然違うじゃん!という結果。
それでも娘はその子に食らいつき、3位と4位を引き離して次へバトンタッチ。
周りは「すごいじゃん、女の子なのに2位だなんて!」、「2位じゃダメなの?」と褒めてくれても、
「ダメ~!」と私は蓮舫たちに反論した!

せめて今年までは勝って欲しかった…5,6年生になればどうしても体力に差が出てくる。だから4年生をラストチャンスに。

ただ偉かった。本当に偉かった。彼女は練習で負けていても「当日勝ちたい!って想いが強い方が勝つんでしょ?」と言い、
そのライバルが選ぶであろうスターターを自ら希望し、周りがわかりやすいライバル対決に持ち込んだ。
彼があんなにデカいこと、彼のお父さんが陸上選手だったことも教えてくれなかったし(後でびっくりしたけど)、
とにかく何の言い訳もせずに頑張ったのだ。

帰り道。夫と肩を落として息子を迎えに行きながら、そのお友だちパパママに報告。
「いいじゃん、立派じゃん」とは言ってくれたが、私は脱力してそのまま椅子に座りこんでいた。

息子とお友だちは遊び足りずにずっと外を走り続けている。それを追いかける夫。
私には無理…そんな気力も体力も残っていない。
あ~。こういう時は助かるな。お父さんがいると。

自分が優先で学校に見学に行けたし、
疲れていても子どもを見ていてもらえる。
悔しさもその場で共有できる。

奄美にいた1年数か月はこれができなくて本当に辛かった。いわゆる「ワンオペ育児」
物理的にも東京と奄美で離れて、しかも最初の半年は来島も自粛していたから心理的にも辛かった。
そのうち友だちも増え、夫も検査を受けて気を付けて来島するようになり、優しい大家さんにも恵まれて
「みんなに」子どもたちを見てもらえるようになってからは本当に気分が楽になった。

でもちょうど1年前を思い出す。第一回目の緊急事態宣言が解除されたのは5月25日。
そこまでの奄美「ワンオペ育児」生活は、二度とやりたくない…

  

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2021年05月19日

奄美で辛かったこと①

今日は東京は雨。奄美も60%と天気予報で出ていたからきっと同じかな。
ま、雨に慣れている奄美の人には大したことではないでしょうけど。

片頭痛持ちの私には、辛かったーーーーーーーーー!そして小学生の娘にも。
気象病に近かったのかもしれませんね。なんせあんだけ低気圧に襲われれば、そりゃあ頭も痛くなるしだるくもなる。
自律神経やられっぱなし。
私も娘も相当苦しみました。あれさえなければもっともっと楽に去年のこの時期を過ごせていたはず。

ただいま東京はご存じの通り緊急事態宣言下で様々な不自由さの中で生活しております…
が、思ったほどではありません。
学校に普通に行けているからというのと、在宅勤務が浸透してきていてそれがうまい具合に子育てしやすい環境を生んでくれているからかと思います。
これが去年の今頃のような休校措置や外出(ほぼ完全)自粛みたいな空気になれば、全然違うと思いますが。

娘の学校。
非常にアナログです。東京のど真ん中でこりゃヤバイな…と思うぐらい、下町ならではの「根性論」が根付いている。
なのでごくごく最近までPTAのプリントもハードでしたし、今年やっと本部役員のZOOM会議が開始されるそうです。
隣の学校では去年の緊急事態宣言中から始まっていたし、もっと向こう側にある学校は数年前から紙での手紙配布は廃止されてすべてデジタル化されていたのに。
紙文化だけは企業でもそうですが、本当にどうにかしないと「エコじゃないし、効率が悪い!」
これだけみんながスマホを見ながら生活していて(むしろ歩きスマホやスマホ依存という問題を抱えるほど)浸透しているのに、
そこで解決できるペーパーレスの問題をどうにもできななんて…
反対派には「ガラケーの人もいるので」というが、それこそ「そういう人にだけハードで配ればいい!」
多様性は認めつつ、効率性を目指せない(目指そうとしない)姿勢がもったいないと思います。

という下町文化の残る東京アナログ小学校。
今週末「意地でも運動会を」やってくれます!すごいです。
軒並み近隣の小学校が延期やキャンセルを宣言しているなか、「どうにかやりたい」とのこと。
親たちは自分の子の学年の時にだけ校庭に入ることができます(もともと狭い)。
子どもたちは1学年だけ見学で残り、残りの学年は教室でライブ中継です。
そして「表現」「団体競技」の2つだけを午前中に学年ごと見学し、午後は選ばれた選手による「低学年リレー」と「高学年リレー」のみです。
そして個人の徒競走はなんと6月に回して分散しておこなう!
そうなるとリレー選手以外は午前中のたった20分程度で終了。
でもそこまでしても「運動会を決行したい!」そうです。

うちの学校らしいなぁ~と思います。
確かにPTAの運営などはとてもアナログです。でも行事への想いは「熱い」のです。
ただの「根性論」で「非合理的」かもしれませんが、
どこかの記事で話題になっていた「なんで五輪はやるのに、運動会は中止なの」と泣いていたという小3の男の子のことを考えると、
「(もともと国際政治でしかない)五輪はどうでもいいから、うちの学校の運動会はやってくれ!」
というのが私の本音。
なので、根性で乗り切ってくれようとする先生たちに感謝しかありません。

あとは晴れるだけ。
奄美の梅雨の頭痛も本当に辛かったけど、ここまで頑張ってくれている先生たち、
リレーの選手に選ばれて朝練、自主練、根性で乗り切ろうとしている我が娘のことを思うと辛い。心が痛む。

「降水確率60%」に頭を悩ませながら、お願い!晴れてーーーと祈っております。  

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2021年05月15日

拝啓奄美大島

拝啓このブログ読んでいるあなたは、どこで何をしているのです
2021年の私には誰にも話せない悩みの種があるのです

今日も奄美シックです。でもこちらは天気が良かったし、ママ友と思いっきりお茶ができたのでちょっとは気が楽だったかな。

今日会ったママ友は、私以上?同じ?にぶっ飛んでいます。
ご主人がコロンビア人、娘がうちの子と同じクラス、弟が今年1年生なのですが、
2020年の我が家が奄美に出発した全く同じタイミングで
パパ、娘、息子の3人をコロンビアに半年間里帰りさせてしまいました!自分は東京に残って。
ウチと逆バージョンです。

子どもたちは東京でただ暮らしてても、生きる力なんて身につかない。パパの国(大変危険なことで有名な)コロンビアの空気を感じ(決して危ない目にあえという意味ではなく)、アイデンティティを感じて、たくましく帰ってきて欲しい。

そう思って3人を送り出したのです。弟君はまた保育園の年長。ママなしですごい!
※ママっ子だったから絶対半年もたないと思って、お迎えにいく覚悟だったのに、行きの飛行機で「ママがいない~」と1度泣いただけで、その後半年(+想定外の2か月)、1度も泣かず、帰国の時に迎えに行った空港でもケロっとしていたそうです笑。

そして彼らも想定外のコロナパンデミックの犠牲者。
せっかく楽しもうと思っていたあちらでの学校生活も、オンライン化となりたどたどしいスペイン語ではついていけないために諦めることとなり、
近所のダンス・アート・ミュージック教室と、家に来てくれたホームスクールの先生で乗り切ったとか。
でもそれなりに楽しかったようで、我が娘と同様「ますます逞しく」なって帰ってきました。

そのママと今日は3時間ぐらいお茶をしたのですが、結論!!!
「人と同じ道では勝てない。これからの世の中変わったことを考えたりやったりできる人しか生き残れない」
そして、私の最近の座右の銘。
「規格外が付加価値!」
で合意しました。

そのママも教育学部出身。学校が大嫌いだったそうで、なんで学校ってあんなに嫌なところなんだろう?という思いから学部を選んだそうです。

私は逆に学校が大好きで、良いところだと信じて疑わなかった。
でもそれは「国に都合の良い人材を教育するための都合の良い標準化機関だったことを知ってショックだった」と言ったら、笑っていました。

大学院の博士課程まで時間がかかった…もったいないことをした笑。

アンジェラ・アキさん。
あなたの歌詞は素晴らしい!でも手紙でもっと先にそのことを教えてくれれば、学費を抑えられたきがします、私笑。

SLA  

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2021年05月12日

今日も心は奄美にぶっ飛んで行っている

本日の東京…曇り?雨にならないはずだけど、よくわからないな…
娘は午前授業だったらしく、公園にぶっ飛んで行っているようです。
「〇〇公園にいか」…というメールが来ました。

行かないの?行くの?どっちだーーー!「行く」の打ち間違いだと信じてGPSでキッズ携帯の行方を追ってみたら、
案の定公園に赤印。

去年の3年生から開始された「公園集合」祭りに4年生からデビューしたため、
まだまだ初心者の娘は毎回ウキウキ。
誰が集まってくるのか、どんな遊びをするのか。
学校で誘ったり誘われたりした瞬間から、もう公園遊びモード全開。

私が子供のころはそれが当たり前で、公園なんてむしろ必要がないくらいどこもかしこも遊びの場だったし、
そもそも学校から家に帰ってくるまでに鬼ごっこや高鬼、色鬼(鬼ばっかりだ笑)、いろいろな遊びをしているから帰宅が遅い遅い。

それでも文句を言わなかった親たちは、現代の母親たちよりも心が広かったのだと思います。
私ならブチ切れていた!!!

娘は公園にぶっ飛んで行っていますが、私の心は奄美にぶっ飛んで行っています…
帰京して1か月半にもなるのに、まだ慣れないこの感じ。
頭をよぎるのは奄美の緑と青。

そのうち時間が経てばもちろん今いる場所に慣れてきて、なんてことのない日常に戻るのでしょうけど、
天気予報で「沖縄・奄美地方は…」と聞くたびに、
ニュースで鹿児島の地方ニュースが流れるたびに、
世界自然遺産登録の話に、
マギー審司のような耳になってしまう自分。

そんなとき、このブログを読んでくれている方(東京在住)から突然連絡をいただきました。
単純にランゲージ・アーツに興味があるとのことで、話をしただけで特になんの進展もなかったのですが笑。
それでも興味を持ってくださるというだけでうれしいものですね。
その行動力にも感心します。

ちょうど別のプラットフォームに移してアーカイブ化しようとしていたので、良いきっかけになったと思います。
少しずつ記事を移して、追記を加えて、今後もランゲージ・アーツの活動を細々と、宇宙の塵のような規模でおこなっていきたいと思います。

もしかするとここから記事が消えて行っちゃうかもしれませんが、ま、どこかで見つけてみてください。
私の宝物になった奄美時間を宝探しのように楽しんで見つけていただければ。

SLA発起人  

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2021年04月12日

東京に戻って

カウントダウンもままならぬまま、怒涛のように引っ越し作業と別れの儀式を終え、
空港で号泣しながら奄美を離れてもう2週間半。

子どもたちがすっかり東京生活に慣れているのを横目に、
私だけは後ろ髪引かれ、未練タラタラ…
もう一年奄美に残ってもよかったのでは?という自問自答と、
これ以上自分が生きていこうと決めた場所を離れたままにしておくのは限界かなという想いに挟まれて生活しています。

住めば都
これに尽きる。
結局は一緒に生活していく人たちであったり、
どんな環境を好むかであったり、
どっちが正解とか不正解とかは存在せず、
ひたすら一長一短。
隣の芝はいつも青いし、
足りない物は反対側にあるわけだけど、
それでもどこで暮らしていくことが幸せなのかを問いながら、
選択権があればそれだけでラッキー。
選択権がなければ、
落ち込まないで見方を変えてみる。

それしかできない。
奄美レビューは追々。
まずは頑張っていきます!ここで…  

Posted by SLA at 16:27Comments(0)レビュー

2021年03月17日

逆カウントダウン(ラスト9日)

本当に本当に(遊びで)忙しくて…
東京に戻るまでのカウントダウンは残り9日までに来てしまいました。
その間、東日本大震災10周年の日を超えたり、息子の咳に悩まされたり、学校の美化活動や、イベント参加(お誘い)盛沢山。

あと10日もすればまた「東京人」です。
元々仙台人である私は、東京なんて住むところではないと思っていました。
でもいまや在京歴は15年。第二、第三?の故郷になりつつあります。

コロナ禍の東京に戻るの嫌じゃないの?
よく聞かれますが、もちろん嫌です。
でも東京にはそれを超えたものが私たちを待っています。
すでに進んでいるWithコロナの世界、行動、教育スタイル。
価値観、先を見据えたことを考えられる知恵を持つ人々。
そういうものに魅力を感じてしまう自分がいて、これから何がおこるかワクワクしています。

でももちろん奄美のこの大自然ののんびり感と文化、歴史。
真逆であるため、そこもとてもとても魅力的です。
離れたくない自分ももちろんいます。
特にここで出会えた魅力ある人々。
離れたくない。いつまでもこの青と緑の世界でのんびり笑って暮らしたい気持ちもある。

隣の芝生は青く見える・・・
まさにそんな状態に陥って、毎日毎日眠れないぐらい何を選ぶべきか考えてしまう今日この頃です。

それでも帰京の日は近づいていて、我が家は子どもたちと話し合った結果、東京に一度は帰ることを選んだ。
なのでまずは帰ってから一生懸命生活してみて、次のステージを考えたいと思います。

なんと言っても狭い日本。どこで暮らしていても、繋がることができるネットワーク社会。
その恩恵にあやかって、奄美を離れても奄美を感じつつ生きていけたらいいなと思う今日この頃です。
SLA発起人  

Posted by SLA at 09:07Comments(0)準備期間

2021年01月26日

逆カウントダウン

激動の年となる雰囲気を少しも感じなかった2020年初頭の1月17日。
瀬戸内町へ出発することとなるちょうど15日前から、私はこのブログを始めました。
出発のカウントダウンとして。

さて、3月末に帰京することとなる私たちには、今日からラスト2か月のカウントダウンです。
ある意味帰るための逆カウントダウン。

元通りの世界は待っていません。コロナ禍真っただ中の大都会東京のど真ん中に帰ります。
それにこの奄美を感じた後の私たち母子は、自分たちの価値観にも少し変化を感じています。
娘も、娘の友だちも1年2か月前と比較したら、いよいよ思春期の扉を開けるべく難しい年ごろになっていることは間違いないです。

息子の方はもっと単純かな。
それでも大敵コロナがいる限り、行動が制限された中での都会生活が待っているので、自由に興味を示したものをベタベタ(探求しに?)触りまくるのは止めねばならないというこちらのストレスが発生する。

それでも「1年2か月思いっきり楽しむ!」と決めてきたから帰るよ!と言い切る娘にはある意味感服してしまいます。
帰りたくない~!とごねるかな…言い出しそうだな…と思うぐらい、日々の生活をエンジョイしているので。

この1年、コロナのお陰とは言いたくないけど、嫌という程「いかに日常、無事、平穏が有難いことか」をみんながそれぞれに感じたかと思います。
我が家はそこに、奄美への離島留学のお陰で…も加わります。
そして「人生は予定どおり行かない」ということもよくわかりました。

本当はもっとワークショップも通常教室もやりたかったし、
友達にも遊びに来てもらいたかった。(1か月に1家族ぐらいくる勢いで約束していた…)
小学校の前校長先生は、娘の東京の学校の校長先生と連絡をとって、色々な情報交換をしたりしたかったとも言っていたし、
私ももっと奄美の色々なスポットに行きたかった←行けたのに、どこも閉まっているからなぁ~と億劫になっていただけかもしれないけど笑。

でもそれでも、
た~くさんのユニークな親子と友達になれ、(ユニークすぎる!笑)
子どもたちは集落の人たちに可愛がってもらい、
学校では思いっきり行事に打ち込むことができ、
ワークショップも思ったほどではないけど何度か、何種類かこなせ、
今日はラジオにも1年ぶりに出ています…この集落では聞けないけど笑!!

なんて贅沢な1年だったのだろう。
そして残りの2か月も行事とミッション(ちょっと色々と…)で週末はいっぱい。
やれることを思いっきりやって悔いなく帰ろうと思います。

SLA発起人…
※ダイアロジックワークショップは現在少人数で進行中。数回に小分けにしてin progress  

Posted by SLA at 10:33Comments(0)準備期間

2020年12月23日

メールの適切な出し方・書き方

ここ数週間。
「ダイアロジック・リーディング」ワークショップの案内を出す中で、前からずっと気になってきたことでさらに浮彫になったことがあります。

島にはメール文化がもうない???
まあ、LINEがここまで普及するまでは、もちろん絵文字たっぷりのメール文化もあったでしょうし、
学校からの一斉メールはいまだに主流ツールとして使われているケースもあるでしょうが、
親同士の連絡、もっといえばPTAや子ども教室からの連絡までLINEに取って代わられた…という感じです。

ちょっと東京ではない現象かも。
あちらはまだ「メール=オフィシャル」「LINE=プライベート」のライン引きがしてあるので、
学校の公式連絡はもちろん、PTAの親同士の連絡もメールで来ます。
そこから各分科会になるとLINEで話を済ませようという動きもありますが、
あまりにやりとりが多くなると、「LINEのやり取りが多すぎて非合理的ではないか。決まったことだけ流せばいいのではないか。」という議論が上がったりすることもしばしば。

私は断然公式なものに関してはメール派です。
夜中ピコピコ鳴らしてしまう申し訳なさ、文章の分かり辛さ(この前も言ったように崩壊レベルに陥る場合もあり)、そしてやり取りの多さを考えると、LINEを使用するにしても「一斉報告」にとどめるべきだと思うからです。

そんな中、SLAの宣伝や連絡をメールとLINEの両方を使ってやっていますが、ここ数週間で気が付いたこと。
メールだと、相手の名前を名指しして送っていても一斉連絡と勘違い?見落とし?しているのか、返信が来ない!!!ということです。

これは初めての経験だったので正直びっくりしました!自分の名前が入って〇〇さんへといって連絡が来ているものを無視できるのか?という疑問…
しかもそのうち2人はそれなりのお仕事を現役でしている方たちなので、逆に仕事の時はどうしているのだろう…と思ってしまいました。

一方LINEだと、絶対に返ってきます。これはもちろん「既読」機能のせいもあるかもしれませんが、やはり名指し(というか個人のLINEアカウントに)で来ている内容には、きちんとなんらかのアクションをとらなければならないという意識が働いているからかもしれません。

私が教員から一般企業の仕事に転職した時。
一番戸惑ったことがメールの使い方でした。
教員だったころには全体へのお便りで済んでいたコミュニケーションが、一般ビジネスに変わると繰り返し行われる交渉ツールになったり、記録として残る公式文書となったり、上司をCCに入れることで承認してもらう報告になったり…ビジネス上の役割と機能がたくさんあるからです。

以下にメールの「適切と思われる」書き方を紹介します。ビジネスで使用しない人にも、何かしらに役立つ情報かもしれません。

●送信にして
まずは重要なこととして「タイトル」。相手が気づきやすいものにする。
これを「こんにちは」や「お世話になります」や「〇〇のXXです」にする人が多々!!!本当に多いです。
でもそれだと相手は「一体このメールは何の話?となってしまい、その後メールの内容を読み返したい場合に探しにくい、わかりにくい。
タイトルのつけ方はセンスです。会社や業界によっても違うことがありますが、一般的に、
【ご案内】XXXXX展示会(XX会社△△←名前)
【ご報告】XXXXXプロジェクト〇月〇日時点進捗状況(XXXXX建設△△)
などと、鍵カッコやカッコを効果的に使うと、このメールは何のことなのかが一回でわかるので探しやすい。

●返信について
ビジネス上は午前に来たものについてはその日の午後のうちに、午後に来たものは翌日の午前中に返すのが一般的。
それ以上遅れる場合は、メール冒頭に遅れた理由(休暇中だった、出張中だったなど)を入れて遅延のわびをいれておくといい。
タイトルは変えない。「Re:」が自動的につくので、同じトピックのコミュニケーションが続く場合はメールのやり取りの順番が変わらないようにあえて変えない方が良い。(たまに自分で「返信」とか入れてしまう人がいるけど、やらないでOK)

●宛先
メインにあたる人、CCに入れたい人、メインの相手に見せたくはないけど、社内などで送ったことだけはこっそり見せておきたい人はBCCなどにする…など、適切に選択すると良い。
特にメール冒頭で△△様と書いたあとに(CC:△△様、△△様)と相手会社のCCメンバーも入れておくと、メインでコミュニケーションをとりたいわけではないが、相手側でメインの方が動けない場合などに代理で返信をくれたり進捗を教えてくれたりするので、これも使える。
また、一斉メールの場合、個人情報保護の観点から全員をBCCに入れ、メインに自分自身のアドレス、CCに自分側のメンバーを入れておくと、一斉メールで出した相手が返信してくれた時に必要な相手に返信内容が届くので便利。

●内容
今日、明日、今週末などの曖昧な言葉は使わない!なぜかというとメールは相手がいつ読むのかでその軸が変わるから「明日」と言っても読む時間帯によっては「今日」になったり、週末の日曜日を来週と捉えるのか今週と捉えるのかは難しい。
コンサルのような激務の人たちと仕事をしていると、「レポートは金曜日までにあげておいてください」と言われた場合、「金曜日の何時ですか。就業時間ですか、日付終わる時間ですか(笑)。」と確認し、「金曜の…ま、夜中でいいです」などと彼らのワーキングスタイルを理解した上でこちらも最大限の報告書を上げたりしていました。
日付は「明日〇〇日(金)夕方までに」など、時間指定まではしないにしても、誤解のない書き方をすると良いです。
また、1トピック(内容)につき、1メールです。案件の内容が変わって「ところで」と他の案件の内容を足したりしてしまうと、関係者も報告すべき人も変わってきます。もしも同じ相手に対してでも2つの仕事内容の相談をしたいのであれば、他のメールを改めて出して、タイトルや関係者を変えて出さなければなりません。←これは若い子がよく上司に怒られていたりしました。なかなか知らない人も多いと思います。

他にも、最近は「5W1H」はいらない、「2W1H」(つまりWhat, Why, How)だけでいい!と言われていますし、冒頭の長々としたあいさつ文などは必要なく、箇条書きで必要なことだけ並べて欲しいという人もたくさんいます。

LINEは確かに便利です。
でも名だたる大企業では仕事上の話をLINEですることはセキュリティ上禁止されていますし、中国へ渡航したことがある方は知っていると思いますが、あちらではLINEは使えません。
どんな情報をどれだけ抜かれているのか…私たちの現在の情報社会ではすべてがばれていますから、Googleで検索した単語、TSUTAYAカードなどでは、買った買い物と購買層、物品からの嗜好、すべてビッグデータとなってバレています。

どんなにLINEが便利になっても、それが公式文書になることはない…あったとしてもまだまだ先でしょうから、きちんとセキュリティのかかったメールがコミュニケーションのツールであり続けることはしばらくは変わらないでしょうから(それでも昔は公式文書扱いではなかったぐらい!)、人を不愉快にさせない、適切にコミュニケーションをとるためのメールの書き方は一般的な常識的には頭に入れておくと便利です。

それにしても…
名指しのメールに返信しなかったうちの一人の方。その後あってもなんてことなく「こんにちは~」と普通の様子だったので、悪気も何もないのだろうなぁ…と思いました。
ただもしLINEだったらこれからも続いていたであろうコミュニケーションが、メールだと返信しないために断絶されてしまう…そういうことを普段から無意識にしているとしたら、もったいないな~と思ってしまいます。

コミュニケーションはキャッチボールです。相手が投げてくれたボールに、相手が取りやすいように投げ返して成立するものですよね。
SLA発起人
  

Posted by SLA at 10:23Comments(0)知恵袋

2020年12月15日

ダイアロジック・リーディング

ブログ更新億劫病です。引き続き。

どおりで若者はスマホから簡単にできる「Twitter」や「Instagram」に流れていきますよね。
手軽に、気楽に、簡単に、一言で言いたいことを言ってしまえば済むわけですから。

ただそれが社会問題になるようなきっかけを作ってしまう。

大分昔になりますが、恵比寿のレストランにプロサッカー選手がタレントさん?とデートに来ているのをタイムリーにTwitterで呟いてしまった女子大生が、
バイト中なのに守秘義務を守らず顧客のプライバシーを暴露したということで、逆に個人名を特定され、大学や自宅までもネット上にさらされることになり、
いわゆる「炎上」を起こしたことがありました。

芸能人を簡単に誹謗中傷したりして、そのせいで自殺に追い込まれるような事件になってしまった事件も記憶に新しいと思います。

ブログだからその危険性がないわけではない。でも、長文を書くという作業はTwitterや写真にコメントを載せるInstagramとはちょっと性質が違い、文章の前後関係を考えたり、一旦読み直したり(それでも急いでアップすると大変な文章レベルや誤字脱字にはなるけど笑。)、ちょっと一呼吸できる部分があるのかもしれません。

2016年に発売された「LINEで子どもがバカになる」という本がありますが、これにいたっては「LINEで大人もバカになっている」ことは否めないと思います。

主語を抜いても感覚で通じてしまう短文のやり取り、スタンプ(若者は使わないらしい!)、そして「草」や「りょ(り)」や「ワロタ」のような略語(もはやこれらも古い!)、前後関係関係なく、頭にあることをそのまま打てば相手に通じるからとても簡単便利に使えるコミュニケーションツールは、逆に私たちのコミュニケーション能力を低下させていっているのです。

それでも私は、「やればできる子ちゃん!」であればいいのだと思います。
つまり、「小論文」「読書感想文」「報告書」を書かなければならないシチュエーションできちんと書く能力さえ身につけていれば、
全く問題なくSNSの機能を楽しめばいいのではないでしょうか。

今週末、SLA初の未就学児対象イベントをこじんまりおこないます。
瀬戸内町でもコロナ患者が発生し、毎日ビクビクしておりましたが、連続で患者が増えていないこと、
イベントの場所が換気抜群で、親たちがきちんと対策すれば密にならないですみそうなことから決行することにしました。

今回のテーマは「ダイアロジック・リーディング」というアメリカでは主流な読み聞かせ方で、子どもへの対話を増やすことで、子どもの発言を「促進」し、「評価」し、「拡張」させ、「反復」させるシーケンスをとるものです。
これによりインプット→処理→アウトプットを通じて全体的な読解力をつけるように促します。

このブログでも紹介した「AI vs.教科書が読めない子どもたち」の例や、数々の雑誌の記事から、今何が子どもに足りなくて、親がどうやって補ってあげられるのか。
でも実は親の我々自身が足りていないものはなんなのか。
そういったことをこの2020年の締めくくりにしたいと思います。

どうかコロナ患者が増えませんように。そしてそれに心と神経がむしばまれるような年末年始になりませんように。
SLA発起人
  

Posted by SLA at 14:17Comments(0)イベント

2020年12月09日

withコロナと言いつつも

あっという間に12月…人の死やらウィルスやらでブログの更新がしんどくて、先延ばしにしていました。

とうとうこの瀬戸内町にもやってきた新型コロナウィルスの輩
もうwithコロナの時代だ、東京で見てきて、身近な友人や仲間がそうやって生活しているのを見て、自分もそのつもりだったのですが、
いざ身近なものになってみると、まだまだ未知で怖くて疑心暗鬼になってしまう、ものすごい威力を持つウィルスなんだな…と思います。
身体だけではなく、心もむしばむ…

しかも感染者の年代が若い若い!(こう言ってしまうことも誹謗中傷になってしまいそうでそこも怖いところですが)
本当に身近な問題なんだなと感じております。
閉じてしまった食事処も、郵便局も、念のため学校や習い事を休んでいる子どもたちも、その親も。

娘の東京の小学校では昨日、児童1名が感染しました。
そして濃厚接触者はすぐに陰性と判明。
教職員総出で除菌作業をし、今日は通常通り授業だそうです。
ただし心配だから休ませたい人は公休扱いとのこと。

恐る恐るみんなに聞いてみると「うちは行かせたよ~」という家がほとんど。
スゴイな…みんな本当にwithコロナ。昨日判明した状態でも除菌が済んでいればもう学校に普通にいかせるし、子どもも行きたがるとのこと。

1人だけ。娘が幼稚園から一緒で、家が斜め向かいのマンションなので毎朝一緒に登校する男の子だけは、なんと先週からお休みしているとのこと。
パパの会社で感染者が出たので、パパもママも自宅待機。念のため子どもも自宅待機を選んで、先生には家の用事で休んでいますという風にクラスで説明してもらっているそうです。

「僕がコロナだと思われたらどうしよう…」とそれでなくとも心配性の優しい彼が、増々悩んでしまったとのこと。
「〇〇君が休んでいる間に誰かがかかったってことだから、疑われないよ、大丈夫だよ」と朝LINEしました。

そんな心配まで子どもにさせてしまうこのコロナ。憎たらしい限りです。

仙台に住む高校の友人のお父さんは、このコロナ禍の9月末に末期の胃がんと判明。
入院してしまうと家族に会えなくなってしまうため、何も手を施せないのならということから自宅療養を選びました。
そしてあっという間に11月の末に病状が悪化し天国へ旅立ちました。

この時期だから、ここ2か月は家族でゆっくりどういった葬儀をするかを話し合えたそうです。
そして最後の最後まで痛みが奇跡的になかったらしく、穏やかに呼べば返事をする程度の中で眠りについたとか。
ある意味、私の父いわく「最高な死に方だな」というぐらい、良かったのかもしれません。

ただその友人。
ご主人をちょうど2年前にくも膜下出血で亡くしました。47歳のまだまだ働き盛りのご主人を。
同級生の友人たちの間で一番先に結婚し、私もそのご主人に散々可愛がってもらって、20年来の付き合いだったため、亡くなったと聞いたときはこちらまで気が狂いそうなショックを受けて、泣き崩れました。
家族葬にするとのことでしたが、荼毘にふす前に最後に顔を見たくて東京から始発の新幹線で駆け付けました。

友人のそんな傷がまだまだ癒えず、お別れが嫌で納骨さえできていない今年三回忌に偶然重なってしまった彼女のお父さんの死。
2年間で大事なご主人と自分の父親を一気に亡くしてしまったんだな…と思うと、彼女と彼女の娘さんにとってこの時期は一生辛い時期になってしまうのだろうなと思ってしまいます。

そんな彼女たちに自分は何ができるのだろうと思って悩み、手紙を書き、本を用意して奄美から届けました。
人に心を送るのは難しいです。
慰めたいし、元気になってもらいたい。でも軽々しいことを言ったら白々しいし。
幸運にも今回は彼女に届いた私の想い。
それでも彼女の状況を本当の意味で理解することは難しいです。誰の立場でもそうでしょうけどね。

「書物の新しいページを1ページ、1ページ読むごとに、私はより豊かに、より強く、より高くなっていく。(チェーホフ)」
でも、1ページ1ページ大事に読まなくてもいいと思います。
「書物そのものは、君に幸福をもたらすわけではない。ただ書物は、君が君自身の中へ帰るのを助けてくれる。(ヘッセ)」
そして、
「良き書物を読むことは、過去の最も優れた人達と会話をかわすようなものである。(デカルト)」
とも言われていますし。本と会話ができればそれでいい。助けてもらえればそれでいい。

彼女も落ち着いたら、私が送った本の中から「一言」でもいいので何かを見出して、それに支えながらこの嫌な時期を乗り切って欲しいな…と思ってしまいます。

「喪失学 「ロス後」をどう生きるか? (坂口 幸弘)」
何かを失くすということは、誰にでも必ず起こることです。その時にどう向き合うのか。この本が必ずしも正しいわけではないのでしょうが、
何かのヒントになるかもしれません。

SLA発起人  

Posted by SLA at 13:42Comments(0)徒然草