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2020年02月27日

人生の後悔(日経プレジデントより)

2020年3.6号日経プレジデント誌に面白いページを見つけました。
特集は「相続・死後の手続き」なので、教育問題と一見全く関係なさそうなのですが…

「人生の後悔」という1723人のシニア世代を調査した特集ページに、仕事について、健康について、親について…など、
死ぬ前に自分が後悔している事柄についてのランキングが載っているのです。

その「子ども」というセクションのランキングは下記のとおり。
1位 「もっと一緒に過ごしたかった」
2位 「見舞いに来ないので寂しい」
3位 「もっとのびのび育てればよかった」
4位 「もっと厳しく育てるべきだった」
という結果だったのです。

1位、2位は納得。以前娘(というより家族全員)が大好きなNHKの「チコちゃんに叱られる」の番組で、タレントの岡村が親と過ごせる時間はあとどのぐらい?という問題に対し、親の平均寿命と彼の実家への帰省頻度から計算すると「残り13日」という驚きの結果を見たときから、私自身も世代が少し若い設定とは言え、親と過ごせる時間を意識するようにしています。
親と離れていれば離れているほど(私は東北、夫は四国)実質的に一緒に過ごせる時間は少ないのでしょう。
陸続きではない奄美も…

しかし「へぇ~」と思ったのはこの3位と4位の真逆の結果。
ないもの(なかったもの)ねだりの典型なのでしょうか。
私の親も夫の親も絶対4位を選ぶな…笑。
こんな勝手な自由人になって、好きなこと・楽なことに流れてしまう大人子どもを育ててしまったことを後悔するに違いないです!!!

では、夫と私は死ぬときに我が子の教育(育て方)をどう後悔するのでしょうか。
きっと3位のような気がするのです。

今現在でさえ、東京生活の過度な教育狂騒曲に流されたくなくて、抵抗の一環で奄美大島に留学しに来ています。
まさに「もっとのびのび育ててあげたい」のです。

東京にいると、早期教育、習い事の多さによる過密スケジュール、お受験が当然で、私のようなマイノリティは息苦しさを感じながらもすべてを否定して我が道を行くこともなかなか勇気がいるため、結局どっちつかずになっているような気がします。

うちの場合。
私は娘に英語を教える気もない(自分は自分でやりたい!と教室を見つけて小5から始めたので←嘘です。レッスンバッグが可愛かったからという理由だけです!!)。
本人にやる気がでなければ意味がないと思っているので(そしてやる気さえあればいつでもいいという根拠も)、いつ始めてもいい。
ただ一つだけ一定期間やり続けてもらいたいもの。ピアノのみ!これはすべてに(リズム感、語学力、芸術センス)繋がっていると思っているので、どんなに下手でもゆっくりでもいいからなるべく長く続けてもらいたい。
この1点のみ…のはずでした。

しかし我が娘!昔のマツキヨCM「なんでも欲しがるマミちゃん」状態で(←知っているかなぁ)、体験レッスンやワークショップに行ってしまうとすぐに「習いたい!!!」が始まる…
こちらのお財布事情も考えてくれーーー!と叫びたくなりますが、そこはやはり「親ばか」。
どこで才能を発揮するかわからないからな…と思うと無下に否定することもできず、瀬戸内に来る直前は…

- お習字(毛筆・硬筆。小1の時の書初めで上手な上級生の字を見て感動したため)
- 学校のサッカーチーム(朝練という響きがかっこいい!というだけ。ボールは怖いから逃げ回っている!)
- STEM教室(体験に行って飛びついた…ただのプログラミング教室は否定的だけど、モノの仕組みを横串で学べるSTEMならいいかな…と折れてしまった…)
- プール(送迎付きの少人数レッスン。娘の友人の親がやっている教室なので、お付き合いから始まり…結局ずるずる)
- 文章表現教室とアートのワークショップ(隔週)
そしてピアノ…

いくら本人が何でも欲しがるマミちゃんだとはいえ、やりすぎだろう…とこの2年程ずっーーーーーっと思っていました。
ですが辞めどころがもはや親子共々わからなくなっている…
色んな教育雑誌に同じような悩み相談が掲載されていると、我が身に置き換えてアドバイスを読んでいましたが、どれも「本人が好きなら仕方ない。そのうち本当に好きなことができれば自ずと絞り込めるから、それまでは色々なことをやらせても構わない」というものでした。
お金と時間が無限ならいいですけどね…それに過密スケジュールにも危機感を覚える。
そんな子供時代は正しくない!もっとのびのびと過ごさなくては。
子どもはボーっとする時間で色々なことを頭の中で整理するので、そんな過密スケジュールでは何も整理することができない、学習したことが無駄になってしまうという悪循環に陥ってしまう…

娘には、一日も早く好きなものを絞り込んで欲しいです…切実です。
私ら親が死ぬときに、「もっとのびのび育ててあげればよかった」となりませんように!!!
→ちなみに娘の友達のママたちからは「充分のびのびしていると思うけど…」と苦笑いされますけど。あれは「性格の問題」かと…涙。
SLA発起人
人生の後悔(日経プレジデントより)


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