2020年11月25日
有事の時
またまた忙しい一週間に続いて三連休を終え、あっという間に次の週末が近づいてくる。
そうやっているうちに、我々の奄美生活も終わってしまうのだろうな…と思う今日この頃。
ちょうど残り4カ月です。3月末には東京に戻ります。すでにwithコロナ社会になっている東京に、馴染むことができるのか…
カウンターカルチャーショックがまさに起きそうな予感…
先日19日に香川県坂出市沖合いで起きた小学生が乗った海上タクシーの沈没事故。
朝ニュースで見ても涙が出て、その後詳細が分かっても涙がでました。
当初は「座礁」と報道されていたのに、蓋を開けたらなんとその後沈んだとか。
自分だったらと思うと、そして我が子が乗っていたらと思うと…
身の毛もよだちます。
でもそんなことではない。なんと彼らが全員助かったこと。
そして助けてくれたひとたちの話によれば、
多くの子どもたちが冷静にライフジャケットと共に自ら海に飛び込み(沈没する船に巻き込まれないようにアドバイスがあったため)、
救助の大人が「落ち着いて一人ひとり順番にこっちにこいよ!」という声のとおりに行動し、
我先にという行動をとらず、「自分は大丈夫だから、誰々くん(ちゃん)を先に助けてください」と言った声まであったとか。
そんな子どもたちを育てている親、地域、学校に尊敬の念を抱かずにはいられません。
そんな子どもたちになっていることを、他人様の縁もゆかりもない子どもたちを、遠い奄美からでも称賛せずにはいられません。
本当なら大阪や京都の修学旅行が待っていて、もっと普通に楽しい思い出を作れたはずが、
新型コロナウィルスのために県内移動に限定し、船移動をするプランに変更になったとか。
学校も恐らく換気や密を避けるために考えた苦肉の策で、子どもたちを最大限に楽しませてあげたいと考えに考えたプランだったのではないでしょうか。
トラウマタイズされた子もいるでしょうし、そんな学校や船の関係者を責めたくなった親御さんもいたかもしれません。
でも遠い目で見れば、自分たちは「あんな有事でさえ冷静に行動ができ、人を思いやることができ、全員で無事に命を守ることができた」という誰もが簡単にできることではないことを成し遂げた、そんな修学旅行になったことは彼らの人生の糧になって欲しいなと思います。
今まさに世界的な「有事」。
どの国でも誰がリーダーシップをとって、どんな政策を立案し、実行に移すかが試されています。
先日オンラインで受けた朝日教育会議で、テレビ解説で著名なジャーナリストの池上さんが二人の女性リーダーを紹介していました。
このブログでも触れたことがある、ニュージーランドのアーダーン首相と、ドイツのメルケル首相。
どちらも「自らの分析に基づいて自らの考えを発信し、国民に共感力で訴えかけた」点においては最高のリーダーシップを発揮したとのこと。
アーダーン首相は、自宅から子どもの寝かしつけの後にトレーナー姿のまま「500万人(NYの人口)のチームで乗り切ろう!」と訴えかけ、
メルケル首相は国民への我慢の協力のスピーチの最後に、スーパーで品物を並べてくれている従業員にフォーカスした賞賛を追加し、
それが偶然彼女のスーパーでの買い物姿をSNSに上げた人の写真から、「首相は自らスーパーで買い物を実際にしているからエッセンシャルワーカーの気持ちが理解できるのだ」という裏付けをとることができ、このどちらの女性首相も「庶民と同様の生活のなかでコロナに立ち向かっている」ことを証明したことで支持率を伸ばしました。
一方の日本。
西村経済再生大臣はスーパーを「視察」。
お陰でスーパー関係者大集合。SPもてんこ盛り…密じゃん!
そして安部元首相は戦線離脱。
現菅総理は経済界(経済回してよ~)と、日医(医療崩壊になるぞ!どうすんだ!)の板挟みでGo toを止めることもできず。
東京はどうするのですか?と聞かれた百合子さん。
恨み節で「国の政策ですから、国が決めるべきです」とけん制。
有事の際のリーダーシップは誰がとるのでしょうか。
現在のリーダーは「選ばれし者が、ピラミッド型の中でトップダウン」でおこなう指揮命令ではなく、
誰もが得意な分野で先頭を切ってマネジメントできる形をとる「ネットワーク組織」におけるネットワーク型のリーダーシップが主流となるとか。
だとしたら、日本の政治家は、香川の自らを守り、友達を優先し、冷静に判断できた香川の小学生に負けているのかもしれませんね。
SLA発起人
そうやっているうちに、我々の奄美生活も終わってしまうのだろうな…と思う今日この頃。
ちょうど残り4カ月です。3月末には東京に戻ります。すでにwithコロナ社会になっている東京に、馴染むことができるのか…
カウンターカルチャーショックがまさに起きそうな予感…
先日19日に香川県坂出市沖合いで起きた小学生が乗った海上タクシーの沈没事故。
朝ニュースで見ても涙が出て、その後詳細が分かっても涙がでました。
当初は「座礁」と報道されていたのに、蓋を開けたらなんとその後沈んだとか。
自分だったらと思うと、そして我が子が乗っていたらと思うと…
身の毛もよだちます。
でもそんなことではない。なんと彼らが全員助かったこと。
そして助けてくれたひとたちの話によれば、
多くの子どもたちが冷静にライフジャケットと共に自ら海に飛び込み(沈没する船に巻き込まれないようにアドバイスがあったため)、
救助の大人が「落ち着いて一人ひとり順番にこっちにこいよ!」という声のとおりに行動し、
我先にという行動をとらず、「自分は大丈夫だから、誰々くん(ちゃん)を先に助けてください」と言った声まであったとか。
そんな子どもたちを育てている親、地域、学校に尊敬の念を抱かずにはいられません。
そんな子どもたちになっていることを、他人様の縁もゆかりもない子どもたちを、遠い奄美からでも称賛せずにはいられません。
本当なら大阪や京都の修学旅行が待っていて、もっと普通に楽しい思い出を作れたはずが、
新型コロナウィルスのために県内移動に限定し、船移動をするプランに変更になったとか。
学校も恐らく換気や密を避けるために考えた苦肉の策で、子どもたちを最大限に楽しませてあげたいと考えに考えたプランだったのではないでしょうか。
トラウマタイズされた子もいるでしょうし、そんな学校や船の関係者を責めたくなった親御さんもいたかもしれません。
でも遠い目で見れば、自分たちは「あんな有事でさえ冷静に行動ができ、人を思いやることができ、全員で無事に命を守ることができた」という誰もが簡単にできることではないことを成し遂げた、そんな修学旅行になったことは彼らの人生の糧になって欲しいなと思います。
今まさに世界的な「有事」。
どの国でも誰がリーダーシップをとって、どんな政策を立案し、実行に移すかが試されています。
先日オンラインで受けた朝日教育会議で、テレビ解説で著名なジャーナリストの池上さんが二人の女性リーダーを紹介していました。
このブログでも触れたことがある、ニュージーランドのアーダーン首相と、ドイツのメルケル首相。
どちらも「自らの分析に基づいて自らの考えを発信し、国民に共感力で訴えかけた」点においては最高のリーダーシップを発揮したとのこと。
アーダーン首相は、自宅から子どもの寝かしつけの後にトレーナー姿のまま「500万人(NYの人口)のチームで乗り切ろう!」と訴えかけ、
メルケル首相は国民への我慢の協力のスピーチの最後に、スーパーで品物を並べてくれている従業員にフォーカスした賞賛を追加し、
それが偶然彼女のスーパーでの買い物姿をSNSに上げた人の写真から、「首相は自らスーパーで買い物を実際にしているからエッセンシャルワーカーの気持ちが理解できるのだ」という裏付けをとることができ、このどちらの女性首相も「庶民と同様の生活のなかでコロナに立ち向かっている」ことを証明したことで支持率を伸ばしました。
一方の日本。
西村経済再生大臣はスーパーを「視察」。
お陰でスーパー関係者大集合。SPもてんこ盛り…密じゃん!
そして安部元首相は戦線離脱。
現菅総理は経済界(経済回してよ~)と、日医(医療崩壊になるぞ!どうすんだ!)の板挟みでGo toを止めることもできず。
東京はどうするのですか?と聞かれた百合子さん。
恨み節で「国の政策ですから、国が決めるべきです」とけん制。
有事の際のリーダーシップは誰がとるのでしょうか。
現在のリーダーは「選ばれし者が、ピラミッド型の中でトップダウン」でおこなう指揮命令ではなく、
誰もが得意な分野で先頭を切ってマネジメントできる形をとる「ネットワーク組織」におけるネットワーク型のリーダーシップが主流となるとか。
だとしたら、日本の政治家は、香川の自らを守り、友達を優先し、冷静に判断できた香川の小学生に負けているのかもしれませんね。
SLA発起人
Posted by SLA at 22:23│Comments(0)
│徒然草
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