2020年11月09日
選挙とは
なんでこんなにイベントばかりなのでしょう…というぐらい、とにかく何かに追われる日々。
久々に更新します。辞めたいけど、いつか備忘録になるはずなので。
(Amebaに一気に移そうかと思ったら、他のブログからはできても「しーまブログ」からはできなかった笑)
アメリカ大統領選挙。ここはアメリカか?というぐらい、毎日毎日日本のテレビでも放映が続いていますね。
言い方をよくすればアメリカは日本の最重要パートナー国ですからね。
ですが先日低空で飛んで行くオスプレイを見ていた集落のおじさんが「敗戦国だから言う事聞けってことか~」と呟いたとおり、基地を提供し、多額の思いやり予算を支払って「守って」もらっているという主従関係国。
「誰が」大統領になるかで日本にも多大な影響力があるので、連日の報道も当然なのかもしれませんが、さすがに秋篠宮様の「立皇嗣の礼」が軽視され過ぎた報道だった感が否めないので、それはどうかな…と個人的には思いました。
私が初めてアメリカに留学したのが1992年。その年もPresidential Election Year(大統領選挙が必ず行われる4年に1度の重要な年)でした。
昨今は民主党1名、共和党1名の直接対決の様子をテレビで観ることが多いので、1対1の対決という印象が日本人には大きいと思いますが、私がアメリカにいたその年の大統領選挙の時はもう一人、無所属の候補者がいたため3人の対決だったのです。
第三の候補者である、元軍人で実業家・政治家のロス・ペローという(その時点でも)結構なおじいさんだったが(笑)、民主党候補のビル・
クリントン、共和党候補のジョージ・ブッシュ(パパブッシュ)に対し、無所属で出馬。一時は世論調査ではこの2人に勝てるほどの数字をたたき出していたのに、出馬するしないでバタバタして結局は敗退。
銃規制反対・保護貿易を公約するほどもともと共和党よりだったが、共和党に支持してもらえなかった人らしいです。
そんな背景を全く知らない私。11月の大統領選挙に向け、高校の社会の授業でも大統領選挙一色のアクティビティになりました。選挙権がない16歳のクラスでもそう。自動的に25人ぐらいのクラスメイトを3つに分け、それぞれの政治公約や実現度などを分析してディベートをおこなう準備。そして直前に本気モードでクラス内ディベートを実施。
(勘違いしている日本人が多いが、ディベートとは「自分の意見を戦わせる競技」ではなく、「自分の意見ではなくても論破する競技」)
同い年(大人びていて化粧をしていてとても同い年には見えなかったけど!)の同級生が持つ高い政治意識にびっくりしたことを昨日のように覚えています。
そして何も知らない自分に危機感を覚えたことも。
さて、今回の泥沼大統領選挙の結果はどうなることやら…自分の資産や利権、これまでの疑惑関わるなどの訴訟の可能性がもれなく敗戦とともについてきてしまうと言われている彼は、このまま素直に結果を受け入れるのか、悪あがきをするのか。
日本の選挙で私が唯一本気で興味が持てるものがあります(仕方にですよね、総理大臣は直接選挙では選べないし)。
それが私たち家族が住む東京の区議会議員選挙です。区人口約25万人の代表者。
理由は一つ。毎期2位に1000票以上の差をつけてトップ当選を決める方が、同年代の女性だからです。
ママさん議員。そして彼女を支えている運動メンバーもママさんたちです。
彼女は元新聞記者。でもその激務のまま出産育児を続けることは無理だと判断して辞めたはいいが、今度は社会復帰をしたくとも保育園に入れない!幼稚園は「お受験」が必須。
なんでこんな当たり前のことができないのだろうか…と自問した彼女は、よし、自分が変えてやろう!と思い立って議員に立候補したそうです。手探り状態から。
もちろん地元の(おそらく名士)生まれで、教育的バックグランドも良いからできることもあるでしょうけど、とにかく彼女が拾い上げてくれる現役ママさんたちの声の数がすごい!
最初は私も「本当かなぁ…忙しいはずだから、本当にそんな一つ一つの声を拾ってくれるのかなぁ…」と思っていましたが、実際我が子が通っていた保育園で問題が起きた時にすぐに駆け付けてくれ、区役所側との話し合いに仲介に入ってくれました。
ものすごい行動力です。
そしてそんな彼女を支えるママさんたちサポーターたちも、きっとそうなのでしょう。想像がつきます。
去年あった2019年の選挙では、区政初の最多得票数を獲得したそうです。民主党から無所属に転向してからの選挙だったにもかかわらず。
北欧諸国で根付いている「クォータ制」の選挙制度。一定の座席数を(4割など)女性に割り当てる「配分」という意味で、4分の1という意味のクォーターとは意味もスペルも違います。
北欧で始まったとはいえ、もうすでに100ヵ国以上で導入されている上に、企業の役員数や育休を父親に割り当てるという意味で使用されたりしており、政治だけではなく社会・経済分野にも波及。
日本にこれが根付く日は来るのでしょうか。
男女共同参画社会基本法が制定されたのはもう20年も前。何がどれぐらい変わったって、本当にほんの僅かな数歩程度。
個人で頑張っている女性たちが、一部の勇気と能力を持ち合わせた人達が一歩を踏み出して、それをちょっと認めてもらっている程度の社会。
これが日本だよ!と言って終わらせるのは簡単です。でも、私は先の女性区議会議員のトップ当選や、娘の同級生の起業家のママ(家事分担はパパと毎年源泉徴収票を見せ合って決めている笑)、コールセンターを経営しているシングルのママ、大企業でバリバリのCLO(Chief Legal Officer)をやっているママ、パパよりバリバリ稼いでいてもご飯づくりはしっかりやってから出勤する腐れ縁のママ…こんな人達の中で自分も何かに打ち込んでいきたい。
それにこの瀬戸内でも様々なアイディアをもって活動を実際にしている女性の方たち…女性に限らず、夢や目標をもって「今」だけを既得権益で守るのではなく、この「先」の未来を大事に考えてくれる人を尊敬しています。
来る11月22日は町議会選挙。看板が立ったことで知ったぐらいこの町素人の私ですが、興味深く見てみたいと思います。
SLA発起人
久々に更新します。辞めたいけど、いつか備忘録になるはずなので。
(Amebaに一気に移そうかと思ったら、他のブログからはできても「しーまブログ」からはできなかった笑)
アメリカ大統領選挙。ここはアメリカか?というぐらい、毎日毎日日本のテレビでも放映が続いていますね。
言い方をよくすればアメリカは日本の最重要パートナー国ですからね。
ですが先日低空で飛んで行くオスプレイを見ていた集落のおじさんが「敗戦国だから言う事聞けってことか~」と呟いたとおり、基地を提供し、多額の思いやり予算を支払って「守って」もらっているという主従関係国。
「誰が」大統領になるかで日本にも多大な影響力があるので、連日の報道も当然なのかもしれませんが、さすがに秋篠宮様の「立皇嗣の礼」が軽視され過ぎた報道だった感が否めないので、それはどうかな…と個人的には思いました。
私が初めてアメリカに留学したのが1992年。その年もPresidential Election Year(大統領選挙が必ず行われる4年に1度の重要な年)でした。
昨今は民主党1名、共和党1名の直接対決の様子をテレビで観ることが多いので、1対1の対決という印象が日本人には大きいと思いますが、私がアメリカにいたその年の大統領選挙の時はもう一人、無所属の候補者がいたため3人の対決だったのです。
第三の候補者である、元軍人で実業家・政治家のロス・ペローという(その時点でも)結構なおじいさんだったが(笑)、民主党候補のビル・
クリントン、共和党候補のジョージ・ブッシュ(パパブッシュ)に対し、無所属で出馬。一時は世論調査ではこの2人に勝てるほどの数字をたたき出していたのに、出馬するしないでバタバタして結局は敗退。
銃規制反対・保護貿易を公約するほどもともと共和党よりだったが、共和党に支持してもらえなかった人らしいです。
そんな背景を全く知らない私。11月の大統領選挙に向け、高校の社会の授業でも大統領選挙一色のアクティビティになりました。選挙権がない16歳のクラスでもそう。自動的に25人ぐらいのクラスメイトを3つに分け、それぞれの政治公約や実現度などを分析してディベートをおこなう準備。そして直前に本気モードでクラス内ディベートを実施。
(勘違いしている日本人が多いが、ディベートとは「自分の意見を戦わせる競技」ではなく、「自分の意見ではなくても論破する競技」)
同い年(大人びていて化粧をしていてとても同い年には見えなかったけど!)の同級生が持つ高い政治意識にびっくりしたことを昨日のように覚えています。
そして何も知らない自分に危機感を覚えたことも。
さて、今回の泥沼大統領選挙の結果はどうなることやら…自分の資産や利権、これまでの疑惑関わるなどの訴訟の可能性がもれなく敗戦とともについてきてしまうと言われている彼は、このまま素直に結果を受け入れるのか、悪あがきをするのか。
日本の選挙で私が唯一本気で興味が持てるものがあります(仕方にですよね、総理大臣は直接選挙では選べないし)。
それが私たち家族が住む東京の区議会議員選挙です。区人口約25万人の代表者。
理由は一つ。毎期2位に1000票以上の差をつけてトップ当選を決める方が、同年代の女性だからです。
ママさん議員。そして彼女を支えている運動メンバーもママさんたちです。
彼女は元新聞記者。でもその激務のまま出産育児を続けることは無理だと判断して辞めたはいいが、今度は社会復帰をしたくとも保育園に入れない!幼稚園は「お受験」が必須。
なんでこんな当たり前のことができないのだろうか…と自問した彼女は、よし、自分が変えてやろう!と思い立って議員に立候補したそうです。手探り状態から。
もちろん地元の(おそらく名士)生まれで、教育的バックグランドも良いからできることもあるでしょうけど、とにかく彼女が拾い上げてくれる現役ママさんたちの声の数がすごい!
最初は私も「本当かなぁ…忙しいはずだから、本当にそんな一つ一つの声を拾ってくれるのかなぁ…」と思っていましたが、実際我が子が通っていた保育園で問題が起きた時にすぐに駆け付けてくれ、区役所側との話し合いに仲介に入ってくれました。
ものすごい行動力です。
そしてそんな彼女を支えるママさんたちサポーターたちも、きっとそうなのでしょう。想像がつきます。
去年あった2019年の選挙では、区政初の最多得票数を獲得したそうです。民主党から無所属に転向してからの選挙だったにもかかわらず。
北欧諸国で根付いている「クォータ制」の選挙制度。一定の座席数を(4割など)女性に割り当てる「配分」という意味で、4分の1という意味のクォーターとは意味もスペルも違います。
北欧で始まったとはいえ、もうすでに100ヵ国以上で導入されている上に、企業の役員数や育休を父親に割り当てるという意味で使用されたりしており、政治だけではなく社会・経済分野にも波及。
日本にこれが根付く日は来るのでしょうか。
男女共同参画社会基本法が制定されたのはもう20年も前。何がどれぐらい変わったって、本当にほんの僅かな数歩程度。
個人で頑張っている女性たちが、一部の勇気と能力を持ち合わせた人達が一歩を踏み出して、それをちょっと認めてもらっている程度の社会。
これが日本だよ!と言って終わらせるのは簡単です。でも、私は先の女性区議会議員のトップ当選や、娘の同級生の起業家のママ(家事分担はパパと毎年源泉徴収票を見せ合って決めている笑)、コールセンターを経営しているシングルのママ、大企業でバリバリのCLO(Chief Legal Officer)をやっているママ、パパよりバリバリ稼いでいてもご飯づくりはしっかりやってから出勤する腐れ縁のママ…こんな人達の中で自分も何かに打ち込んでいきたい。
それにこの瀬戸内でも様々なアイディアをもって活動を実際にしている女性の方たち…女性に限らず、夢や目標をもって「今」だけを既得権益で守るのではなく、この「先」の未来を大事に考えてくれる人を尊敬しています。
来る11月22日は町議会選挙。看板が立ったことで知ったぐらいこの町素人の私ですが、興味深く見てみたいと思います。
SLA発起人
Posted by SLA at 13:52│Comments(0)
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